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CSRレポート 2017
地域・社会とともに

グラフィックガーデンでは、インターンシップの受入れや学生・生徒の皆さんを中心にものづくりの現場を見学していただいています。働くことを体験し、印刷関連製品のできるまでを実際に見ていただいています。

インターンシップの受け入れ

東京の地場産業である印刷業を営む企業として、日経印刷は年間を通じて多くの学校、団体の学生・生徒さんにインターンシップの場を提供しています。実際の日々の仕事に触れてもらうことで、環境への配慮や情報セキュリティの中で作られている印刷物をより身近に感じてもらうことを目的としています。

また、民間の障害者就労支援施設の通所者や、職業能力開発センターの方々の職業体験も受け入れています。これらの体験を通じて、学ぶこと、働くことの意義を感じ取っていただき、就労意欲の向上につながればと考えています。

2016年インターンシップ、職場体験受入状況

受入期間 学校・団体名 人数
2/8~10 埼玉県立高校 2人
6/8~10 都立高校 定時制課程 2人
6/15~22 埼玉県立高校 2人
7/4~15 都立特別支援学校 1人
7/4~6 都立職業能力開発センター 2人
8/23 ビジネスインターン 11人
11/7~11 東京都私立中学校 1人
11/10~16 都立工業高校 2人
合計 23人

工場見学の受け入れ

お客様やお取引先様、採用試験に応募いただく学生、生徒の皆さん以外にも、たくさんの方がそれぞれの目的で工場見学に来られます。一番多いのは近隣の小学校の児童さんによる社会科見学です。3年生の授業で印刷や製本について学習しているとのことで、ここ数年の定番となりました。まずはDTPのデモや印刷の原理、製本の工程について説明を行い、その後に実際に工場を見学してもらっています。北区にある浮間工場では、オペレーターが印刷の仕組みについて実際の印刷機を使って説明するなど、工場それぞれの持ち味を生かして社会科見学に協力しています。また、特別支援学校の皆さんや民間の障害者就労施設に通所される方の見学も受け入れています。そのほか、専門学校の生徒さんやビジネスインターンシップにおいては、進路の選択の一助として、デザイン・編集・DTP、印刷・製本といった本作りの各工程を見学いただいています。

  • 見学の様子1

    ビジネスインターンシップの皆さんの見学の様子

  • 見学の様子2

    北区立小学校生徒さんの見学の様子

2016年学校、地域関連見学実績

学校・団体名 人数
板橋区立小学校 7校(社会科見学) 535人
北区立小学校 1校(社会科見学) 93人
山形県 中学校 1校(修学旅行) 10人
福井県 中学校 1校(修学旅行) 20人
三重県 高校 1校(修学旅行) 3人
北海道 高校 1校(修学旅行) 4人
専門学校 2校(企業見学) 21人
障碍者支援施設 4人
合計 690人

撮影ロケ地として工場を提供

グラフィックガーデンをドラマやCMなどのロケ地として提供しています。これは日経印刷も賛同している板橋区の産業観光の一環で、映像を通して東京の魅力発信や地域の活性化を図ることを目的としています。日経印刷は、2013年にロケ地紹介サイト「東京ロケーションボックス」に登録し、いただいたオファーの中から誰にでも見られるドラマやCMを中心に選び対応してきました。従業員のモチベーションの向上や地域のイメージアップに繋がることを期待しています。2016年度はamazonプライム・ビデオのドラマ1件、テレビドラマ1件の撮影が行われました。

ロケーション風景

ドラマのロケーション風景

各種イベントへの協賛

印刷会社として、あるいは板橋区に工場を持つ企業として、様々な活動、団体に協賛を行って支援をしています。

出版甲子園

学生から「本」の企画を募集し、出版業界を盛り上げようと活動している学生団体を支援しています。企画募集や決勝大会の告知用リーフレット・ポスターの印刷をサポートしています。

出版甲子園については、以下のWebサイトをご覧ください。
http://spk.picaso.jp/

いたばし花火大会

グラフィックガーデン工場の地元である板橋区と荒川をはさんだ向かい側の戸田市の共催で毎年8月の第一土曜日に行われる「いたばし花火大会」に協賛しました。社員は毎年、家族や友人を招待してグラフィックガーデン工場の食堂や屋上から楽しく花火を見物しています。

  • 花火の様子1
  • 花火の様子2
  • 花火の様子3

日本タウン誌・フリーペーパー大賞2016

一般社団法人日本地域情報振興協会が毎年開催しているイベント「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」に協賛しました。「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」は、全国のタウン誌やフリーペーパーの応募を募り、誌面クオリティや読者の支持率などをもとに審査を行い、評価の高い媒体を表彰するものです。地域の情報発信のために頑張っている方々を少しでも応援したいと考えています。

日本タウン誌・フリーペーパー大賞については、以下のWebサイトをご覧ください。
http://award.nicoanet.jp/

東日本大震災復興支援

毎年6月に食事会というパーティーを開催しています。そのパーティーで行われる抽選会の景品として、東日本大震災の復興支援の意味も込めて「純米八重の桜しずくとばんげぼんげセット」(福島県)と「宮城の絶品おむすびキット~春の食材~」(宮城県)を購入しました。

使用済み切手の回収

会社に届いた郵便物の切手を回収してボランティア事業に参加しています。回収した使用済み切手は、麹町法人会を通して世界中のお母さんと赤ちゃんの命を守る活動を推進する公益財団法人ジョイセフに送付します。集められた切手は換金され、ジョイセフが開発途上国で推進する妊産婦と女性の命と健康を守るための活動資金として活用されています。

使用済み切手

献血活動

従業員レポート

大森 健一

印刷部G2印刷1課 課長
大森 健一 さん

印刷部の目標に掲げたCSR活動を各課でテーマを決めて活動することになり、「献血」を流通課と進めることになりました。まずは赤十字社に連絡し、日程の選定など打ち合わせを行いました。参加人数が30人以上いないと献血車1日使用することができず、半日になってしまうとのことだったのですが、事前にアンケートをとったところ39名の参加希望者が集まりました。

また、参加者が一気に来てしまうと混雑し、待ち時間ができてしまい、仕事に影響が出てしまいますので、15分4名ずつのリストを作成して、時間になったら献血の受付をしてもらうようにアナウンスをしました。そのほか、参加者へ事前に注意事項等の書かれた冊子や献血カードを作成するための記入リストを配布し、社内にポスターを掲示しました。さらに1Fトラックヤードに献血車とテントの設置場所を決める等準備を進めました。

当日は、風邪での欠席者もいましたが皆さんの協力のおかげで29人×400mlの11,600mlの血液を提供できました。当初、400mlの採血量に対して不安の声もありましたが、実際はまったく問題なかったという温かい声もたくさん頂きました。また、今までA型と思っていた人が実はO型だったと判明するといったこともありました。

一方、事前の検査で献血不採用になってしまった方もいました。不採用の理由としては、年齢オーバー(65歳から69歳までの方については、60歳から64歳までの間に献血の経験がある方に限られます)、育毛剤の使用、高血圧、風邪気味、湿疹、歯科治療、前回献血から3ヶ月経過していないといったものでした。これらは次回以降の献血の際に事前に確認していきたいと考えています。

献血は今回で終わりでなく、継続していくことがとても重要で、普段参加できない方でも会社で気軽に献血ができる機会を提供できれば社会貢献の一歩に繋がると思っています。病院で行うと1万円ほどする血液検査を無料で行うことができ、自分の健康チェックにも役立つので、もっと多くの社員の皆さんに参加していただきたいと思います。今後は、近隣の方々にも参加を呼びかけ、年2回を目標に定着させていきたいと思っています。

献血の様子