QUALITY日経印刷のこだわり

~すべての工程、一つひとつの作業にこだわり、最高の品質を追求する。~

製本のこだわり

多品種・小ロット印刷の対応力を強化し、
不良本を防ぐ新技術を導入

2015年、日本市場ではじめてとなる全自動無線綴機「アレグロ」を導入しました。最新鋭の製本ラインによって、製品の高品質化はもちろんのこと、丁合から無線綴じ、三方断裁処理までをノンストップで行う集中管理システムによって作業時間短縮を実現。製品ごとに行っている設定切り替えでは、世界トップレベルのスピード化に成功しました。それにより、多品種・小ロットの印刷物においても、生産効率が大幅に向上しています。

また、不良本の防止策として、乱丁防止システム「ASIR3(アジールスリー)」を導入。これは、折丁の余白部分に製本情報のバーコードをあらかじめ印字し、それを丁合部にあるASIR カメラで読み込むことで、丁合の載せ間違えなどのミスを防ぐものです。従来の印刷物の絵柄をカメラで読み取る画像認識検知と比べて不安定要素が少なく、シリーズ物などの類似性の高い製品に効果的です。
 この「アレグロ」の導入により、開きのよいPUR製本の製作が可能となりました。当社にとっては新しいチャレンジとなりますが、日々研鑽を重ね、作業の効率化と安定供給のための改善を行っています。今後もお客さまのご都合に合わせた多様なご要望にお応えする体制を強化していきます。

コダワリスト製本部無線綴課

製本部では、無線綴じ、中綴じのほかに表面加工、立体倉庫を使った製品の保管と発送業務などを行っています。また、製作工程で出る資材ごみを27品目に分別しリサイクルするなど、CSR活動にも積極的に取り組んでいます。