PROJECT STORYプロジェクトストーリー

~「お客さまのためにできること」を追求する、挑戦の物語~

VOL.1
白書

「白書の日経」のプライドにかけて
究極の制作体制を実現せよ。

MISSION複数の条件が付帯された高難易度の新規案件、
「白書の日経」としての真価を発揮せよ

国の行政機関である中央省庁が刊行する「白書」。政治や経済、社会など、“日本のいま”を国民に伝える重要な出版物として、毎年約50点の白書が制作されている。その白書の制作において、約半数のシェアを誇っているのが日経印刷だ。一つの案件にかかる制作期間は短くても2~3ヶ月、長いものでは半年にもなる長丁場。加えて、テーマによっては複数の省庁を経由したうえで1冊の「白書」を制作するため、指摘事項の量や修正の回数は膨大となることも珍しくない。スケジュールの遅延や修正漏れなどのミスは決して許されないシビアな「白書」制作において、的確なハンドリングと高品質の印刷を積み重ねてきた実績が高く評価され、今では「白書の日経印刷」と呼ばれるなど、主力受注案件の一つとなりつつある。

そうしたなか、さらなるシェア拡大に向けて受注した新規案件。前年度までは別の事業者が制作していた「白書」であり、新たなお客さまに対して日経印刷の実力を示す絶好の機会を得ることに成功した。しかしその内容についてのヒアリングを終えた2人の営業マンは、思わず顔を見合わせることとなる。「これは難しい案件になりそうだ」。全体のボリュームや確認を必要とする省庁が多いこと、何よりも納期までのスケジュールが極めて短いなど、これまでに数々の白書に携わってきた担当者をもうならせる条件の数々。「白書の日経印刷」としての威信をかけたプロジェクトを前に関係スタッフが集結し、打ち合わせを重ねる日々がスタートした。

MEMBER足を使って身につけたかけがえのない経験値
「現場を知る男」がプロジェクトの舵を切る

左:岩堀 豊 右:平山 泰輔

この新規プロジェクトに臨むのは、入社13年目の平山泰輔と入社9年目の岩堀豊。先輩にあたる平山は、長年にわたって白書制作に携わってきたベテラン営業マンであり、制作部隊を含めたチームのリーダーとしての役割を担う。彼が白書を担当するようになったのは、入社間もない2005年頃。今でこそ通信技術の発達によりパソコン上でのデータ入稿や校正のやりとりを行っているが、当時はまだ出力した校正紙の受け渡しが当たり前の時代。校了直前には、深夜に省庁まで出向き、素材がそろうのをひたすら待つことも珍しくなかったという。当時、苦労は絶えなかったが、足を使って現場を行き来した経験から学んだことも多かったと当時を振り返る。「お客さまの現場を目の当たりにすることで、発見できた課題も多くありました。それを他のスタッフと共有し改善策を練ることで、日経印刷独自のワークフローをつくり上げることができた」(平山)。「白書の日経印刷」の礎を築いてきた平山と、その系譜を継ぐ岩堀。2名による知力を尽くした挑戦の日々がはじまった。

SOLUTION「営業×制作」のダブルデスク体制を確立
制作工程におけるタイムロスを排除する

「タイムロスをいかに排除するか」。それがこのプロジェクトの結果を左右する重要な鍵となる。その答えに行き着いた2人が具体策として実践したのが、制作部にも窓口となる担当者を配置すること。従来の白書制作では、営業担当者が進行管理におけるすべての窓口となり、お客さまへの対応やスケジューリングを行ってきた。しかし、日中、複数の顧客のもとを飛び回る営業活動のなかで、メールの確認や返信、修正内容の確認に生じるタイムロスが少なくない。その小さな時間を排除するために制作部との連携を強化し、営業に代わって校正のやり取りや問い合わせに対応する、新たな体制を組むことにしたのだ。「“白書の日経”を築けたのは、何も営業だけの力によるものではない」。白書制作のイロハを知り尽くした制作部の面々がお客さまとのやりとりを直接担当することで作業効率は格段に上がり、その正確性も高まった。当初の予測を超える勢いで関係各所から膨大な修正が入ったにもかかわらず、制作側担当者の的確な判断により、白書制作は順調に進んでいった。

AND MOREワンストップ工場「グラフィックガーデン」によって
お客さまを驚かせる高パフォーマンスを実現

制作が佳境を迎えるなか、さらなる効率アップを後押ししたのが、グラフィックガーデンの存在だ。最新設備を備え、DTPから梱包・発送までをワンストップで実現する自社工場をフル活用することで、印刷・製本にかかる時間は前年度までの半分以下に短縮。そのパフォーマンスの高さにお客さまからも驚きの声が上がるほどだった。

白書制作の最終ゴールは、総理大臣をはじめとするすべての大臣が集う閣僚会議での了承を受けること。苦労の末、その日を迎えた平山と岩堀は、ホッと胸をなでおろすとともに心地よい達成感に包まれた。「白書は、制作に携わるすべてのメンバーが一丸となって挑んだ努力の結晶。現状に満足することなく改善を続けることが、次年度以降の受注につながる」(岩堀)。“オール日経印刷”で挑んだこのプロジェクトの成功は、お客さまからの信頼とともに、仲間との絆も強くする契機となった。

その他のストーリー

  • 一斉に進行する教科書問題集計150点の完成をめざせ。
  • 新規顧客からの難題をクリアし、信頼獲得のチャンスをつかめ。