「だから、印刷。」

~紙にインキで印刷したものには、たくさんの付加価値がある。~

見た人が思わずクスッと笑ってしまうペーパークラフト作品を手づくり。

子どもの頃から絵を描くことと工作が好きだったこともあって美術大学に進学。社会人となった今でも、手づくりのグリーティングカードやペーパークラフトをつくっています。私が作品をつくるうえで心がけていることは、それを単に見て楽しむだけでなく、見た人がクスッと笑える小さなサプライズを仕込むこと。質感の異なる紙を組み合わせて立体絵本のように楽しめるメッセージカードや、縦に読むと別の言葉になる文章と自作のイラスト入りのカレンダー、余った年賀状から絵柄を切り抜いてつくったモビールなど、ユーモアのある“しかけ”を入れるようにしています。また、アートフェア、ペーパーショウなど紙をテーマにした展示会にも足を運び、アイデアのストックを増やしています。今後は、お客さまに対して印刷する用紙選びの段階からご提案すること、さらには自作のイラストをご提供できるようになることが目標です。

2008年入社 制作部 N・M

大学在学中はプロダクトデザインを専攻しつつも、他のマテリアルと比べて入手しやすく、容易に変形できる紙に可能性を感じたことで、紙を使用する業界へとシフト。印刷会社のデザイナーを志望し、2008年に日経印刷へ入社。現在は制作課のデザイナーとして、制作案件のデザイン提案などを担当。一児の母として、仕事と家庭の両立もこなす。