KNOW-HOW日経印刷のノウハウ
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PUR製本による
開きのよい本をつくる
POINT
- クセ付けをしなくてもノド元までよく開く広開性
- 高い引っ張り強度と優れた耐久性
- リサイクルに適した、環境に優しい資材を使用
クセ付けなしでよく開き、背が割れにくい
一般的に使用されているEVA系の糊を使用した製本では、本を開いてもすぐにパタンと閉じてしまいます。また、強い圧力をかけてクセ付けをすることで本の背が割れてしまい、接着が剥がれてしまうリスクもありました。伸張性が高く、強固な接着力を持つPUR製本に切り替えることで、こうした課題を解消。クセ付けしなくても開いた状態を保つ、開きのよい本に仕上がります。
接着強度がとても強く、丈夫で長持ち
「PUR(Poly Urethane Reactive)」は、反応性ポリウレタン系の接着剤のこと。幅広い分野で幅広く使用されてきましたが、近年、製本糊にも応用されるようになりました。PURは従来の糊よりも少ない塗布量で製本できるうえ、接着強度がとても強いのでページ数の多い本に最適。また大きく開いても壊れにくい耐久性があり、長期間使用する本に適しています。
環境にも優しいエコ資材を使用
PURの製本糊は、古紙リサイクル適正ランクリストでAランクに分類され、地球に優しい製本方法として注目されています。糊の部分を断裁しなくても、そのままリサイクルに回すことが可能です。また、塗布量も少なく済むため、一般的な製本糊より省エネルギーでの製本を実現します。当社では、このPUR製本を「P –bind」と名付けてブランド化を進め、製品化をめざしています。
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