MS-Office 全般的な注意点
MS-Officeデータをご入稿いただくにあたって、事前に下記の項目をご確認ください。
再現性の違いについて
MS-Office系アプリケーション(以下「MS-Office」と称します)では、使用しているマシンやプリンタの環境によって、文字送りや行送り、罫線の太さや破線の間隔などの様々な表現が変わってしまう場合があります。これはつまり「お客様ご使用のマシン・プリンタ」と、「弊社の作業用マシン・印刷機」との出力結果が必ずしも一致するとは限らない、ということです。
印刷データ作成用のアプリケーションであれば、「異なる環境で開いても同じ体裁を維持する」ように設計されていますが、MS-Officeではこういった点は考慮されていないのです。これは仕様ですので完全には回避できません。
このため、弊社の環境で出力した校正紙を、実際の印刷の前にお客様にご確認いただくことがとても重要となります。
カラーについて
MS-Officeのカラーは基本的にRGB指定となりますので、CMYKで表現するオフセット印刷とは再現方法が根本的に異なります。このため、色味が大きく変化する可能性があります。詳細は「RGBカラーとCMYKカラー」をご確認ください。
フォントについて
- MS-Officeでは、使っているフォントが搭載されていない環境でデータを開いてしまうと、警告なく他のフォントに置き換えられてしまい、最悪の場合は文字化けとなります。
また、「JIS2004対応MSフォントについて」の項でも詳しく解説していますが、データ作成環境と処理環境でMS明朝・MSゴシックのバージョンが異なってしまうと、やはり字体の変化や文字化けの原因となります。
このため、データ内でご使用のフォントはご入稿時に必ず詳細にお知らせください。なお、弊社で対応可能なフォントにつきましては「対応フォント一覧」をご確認ください。 - 一部のフォントではデータ処理時に障害が発生することが報告されていますので、これらのフォントはご使用にならないでください。なお詳細は「使用できないフォントについて」をご確認ください。
特殊な効果について
MS-Office系アプリケーション固有の一部の機能については、正常に出力することができない場合があります。詳細は「特殊な効果について」をご確認ください。
画像について
一部の画像は正常に出力できない場合があります。詳細は「画像について」をご確認ください。
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