MS-Office 使用できないフォントについて
MS-Officeの仕様・制限上の理由や、出力上の制限により一部ご利用いただけないフォントがあります。
PDFへ埋め込めないフォント
弊社ではPDFワークフローRIP(PDF技術をベースとした出力機器)を使用しています。そのため、PDFへの埋め込みが許可されていないフォントは使用できません(なお埋め込みの可否については、各フォントを開発・販売しているベンダー様の情報をご確認下さい)。
一部の特殊なフォント
一部のフォントは出力時に文字が抜けたり、表示がおかしくなったり、位置がずれるといった障害が発生することが確認されています。
なお、すでに弊社で問題を把握しているフォントは以下のとおりです。
- Office95・97付属の「HGゴシックE-PRO」
- Office95・97・2000(SR1以前)付属の「HG丸ゴシックM-PRO」
- Office95・97・2000(SR1以前)付属の「HG正楷書体-PRO」
これらのフォントは、正常に出力できません。
(※同名のフォントでも、OfficeXP以降のバージョンに付属しているものは問題ありません。)
フォント名の先頭に「DHP」が付く書体とそのファミリー(一太郎に付属のもの)
このフォントを使用すると、文字の交差部分に抜けが生じる場合があります。
フォント名の先頭に「DFG」が付く書体(ダイナコムウェア製)
表示と実際の出力とで、文字位置にずれが発生する場合があります。
プリンタにのみ搭載されているフォント
特にMS-Officeの場合、データ上のフォントと、お客様の環境で出力した結果が一致していないことがよくあります。
この現象はほとんどの場合、お使いのプリンタの「フォント置換機能」が働いて、プリンタに搭載されているフォントに置き換えられてしまっているために起こります。なおこの機能は、初期状態ですでに設定されていることも多いので、注意が必要です。
プリンタに搭載されているフォントは、当然ながらそのプリンタ以外では出力できません。弊社ではデータ通りに出力しますので、お客様の環境での出力紙と弊社での出力物とが食い違ってしまうこととなります。
このためフォント置換機能は使用しないようにプリンタドライバを設定して下さい(※プリンタドライバの設定方法は各社のプリンタにより違いますので、お手元の説明書等をご確認下さい)。
和文OpenTypeフォント
和文のOpenTypeフォントをOfficeで使用すると、印刷用データへの変換時に文字が抜けるなどのトラブルが起きることがあります。
この種の和文OpenTypeフォントや、前項で説明したプリンタ搭載フォントの場合、フォント名の先頭に以下のようなアイコンが表示されていますので、これらのフォントはご使用にならないようお願いします。