データ上のトンボについて
Illustratorでは、データ上(アートボード内)にトンボを作成するスタイルが一般的です。
しかしIllustrator CS以降からは、印刷時やPDF保存時にトンボをつけることができるようになりましたので、必ずしもデータ上にトンボを作成する必要はありません。
現在の出力ワークフローでは、データ上で作られたトンボよりも、データ内部に記録される仕上がり位置情報がより重要となりますので、Illustrator CS以降であれば、他のレイアウトソフトなどと同じように「ドキュメント(=アートボード)=仕上がりサイズ」という作成方法のほうが、印刷に適しています。
なお裁ち落としはレイアウトソフトなどと同様、ドキュメントからはみ出す形で作成する必要があります。
またIllustrator CS4以降からは、ドキュメントの設定に「裁ち落とし」が加わりました。
この設定をしておくと、aiデータをInDesignなどのレイアウトソフトに貼り込む際にも裁ち落としが反映されますので、設定しておくのが良いでしょう。
※Illustrator 10以下のバージョンでは[フィルタ]→[クリエイト]→[トリムマーク]で、データ上にトンボを付けてください。
また折パンフレット等、折トンボが必要な印刷物については、データ上にトンボを作成してください。
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