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【これだけは押さえておきたい】ロケ配信時における回線の基礎知識

アイキャッチ
先日、名古屋で行われた配信を担わせていただきました。
今回もハイブリッド配信。会場は貸会議室、会場には20名ほどでオンラインの視聴者は100名ほどの規模でした。
このような規模の配信でも最近ではハイブリッドにされるお客様が多いです。配信のメリットを生かしリアルと同時のイベントを開催している企業様はかなりいらっしゃいます。

あらためてオンライン配信の特徴を挙げると以下が主なところでしょう。

  • 視聴人数の制限がない
  • ライブではなくアーカイブ配信という選択肢もある
  • 物理的な距離がないこと
  • 気軽さ(気持ち的にも、教理的にも)
  • コスト減(会場費や資料などの準備、印刷費など)

会場参加の臨場感は大切にしつつ、オンラインで参加を幅広く、といった感じですね。
配信拠点はリアル会場の場所になりますので、私たちスタッフは色々なところに出向いていくことになります。お客様によってさまざまな会場に機材を置き、配信拠点とするわけですが、当然会場によって回線の状況は違います。
そこでこの記事では「ロケ配信時における回線にまつわる基礎知識」をお伝えいたします。

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LAN回線の速度

有線の光回線の有無は事前に確認しておくべきことのひとつですが、回線の速度も確認しておくことはとても大事です。回線速度が遅いと、以下のようなデメリットが生じてしまうからです。

  • 映像と音声がズレる
  • 映像がカクつく、止まる
  • 映像、音声の両方が止まる
  • 画面が荒く見える(文字が見えずらい)

回線速度はイベントの満足度に直結するのですが、意外と見落としがちなポイントになります。回線により機材も変わる場合もありますので、できるだけ早めに確認しておくとよいと思います。

回線速度の実測値の測り方

実測値を測定するには、Googleで「スピードテスト」とキーワード検索しましょう。検索結果の最上部に「インターネット速度テスト」が表示されるので、「速度テストを実行」ボタンをタップ/クリックします。これだけで、しばらく待つとダウンロード速度・アップロード速度の実測値を測定可能です。

スピードテスト検索画面
「インターネット速度テスト」検索結果画面



計測中画面
上り下りを順番に計測していきます



測定結果画面
このように結果がでてきます

オンライン配信ではインターネット上に撮影動画をアップロードするため「回線の上り速度」が重要になってきます。 上り速度の実測値は用途よってさまざまで基準はないのですが100~300Mbpsはほしいところです。
※回線がその建物内で1回線のみですと、その1回線を皆が使用するいわゆる「共有回線」ということになり、他の部屋で使用していると速度が当然遅くなります。当日の他の部屋の使用状況も把握できるとなおよいと思います。また、貸会議室などでは有償で専用回線が用意されていることもありますのでそちらを使用すると安心です。

有線回線で繋ぐPCの台数

速度と関係してくるのが、配信時の有線回線に繋ぐPCの台数です。絶対に回線が切れてはならないPCを有線に繋ぐわけですが実は複数台繋ぐこともあります。
イベント内容にもよるので一例ではありますが、以下の用途のPCは繋いでおくとよいでしょう。
もちろん配信するホストPCは必須です。

  • 配信確認者PC
  • 配信の画面をスクリーンに投影するPC
  • 投票やチャットなどの管理者PC
  • 登壇者用PC

3~4台は繋ぐことになると回線の速度もその分、分散され1台の速度が遅くなります。
よって速度はなるべく十分な速度を確保できることが望ましいです。
配線イメージ

Wi-Fiの重要性

そして会場にフリーWi-Fiがあるかどうかも意外と重要です。というのも会場にいるスタッフや関係者が配信をチェックしたり、ネットを使用したりすることは必ずあるものだからです。
その時は当然有線回線には繋げないので会場内にフリーWi-Fiがあると複数人が同時に利用できとても便利です。(イベント進行の観点からも私的には必須かなと思ってます)
貸会議室などでは有償の場合もありますので、Wi-Fiのことも会場に事前に確認をしておくとよいと思います。Wi-Fiが無い場合には、テザリング、ポケットWi-Fiなど各自で用意が必要になります。その場合のアナウンスも事前に行うべきでしょう。

フリーwi-fi
名古屋の会場にはこのようにプレートがあり誰でもWi-Fiが使用可でした

オフィスでの回線接続

お客様のオフィスに伺っての配信の場合に注意したいのが、オフィスのLAN回線に外部PCを接続して良いか否かの確認です。セキュリティ対策面からNGの企業様もいらっしゃるのでこれも事前確認必須です。繋げられる場合でも事前申請が必要だったりと会社様の規定に則った準備が必要になります。

外部接続NG
セキュリティが高い企業様は外部PC接続NGの場合があります

このように配信の肝である回線は、ロケの場合には特に注意することが多いです。
イベント成功や満足度に直結する重要なポイントですので、配信業者と打ち合わせを重ねしっかりすり合わせ進めていくことが大事です。

名古屋の配信では回線速度も十分、フリーWi-Fiもあり安定の環境でございました。
イベントも大盛況となり無事に終えることができました。
回線設備って地味だけどイベント成功に直結するんだなとあらためて感じた配信でございました。

名古屋会場看板
会場は名古屋APさんでした。ありがとうございました!

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