日経印刷の工場見学会・セミナー
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ブックデザインセミナーと工場見学会
ブックデザインセミナーは日本図書設計家協会の副理事、デザイン制作会社「スタルカ」主宰の小林真理氏をお招きし、第一部で、「画家の装幀」―装幀と装画の幸せな関係― と題した1時間半にわたるセミナーを開催しました。
小林氏からは、歴史的にも名作とされる貴重な作品紹介とその作者についての解説があり、現代出版界における紙の本が果たす役割を考える一方で、講師自身の作品作りにおける経験談を通じて、出版文化に対する熱い想いを語っていただきました。
今後の出版界において本の「装幀・装画」を考えることの大切さを再認識させられた意義深い内容のセミナーとなりました。
第二部は恒例の見学会に移りました。
お客様には1,800坪の工場内を自由にご見学いただきました。実物や展示・掲示品を見ていただきながら、書店に並んでいる本の形が出来上がるまでの全工程をワンストップの館内動線に従ってお楽しみいただきました。
講師プロフィール
- 小林 真理
(こばやし まり)氏 - 日本図書設計家協会副会長・理事・デザイン制作会社「スタルカ」主宰。
アートディレクター、画家、作家。
出版社でアートディレクターとして雑誌・書籍のデザイン、広告、CI関係の制作を手掛ける。
その後、(株)スタルカを設立、主宰。アートディレクターの仕事と、画家としての作品創りに励んでいる。
その間、国内外の美術展に出品、 個展開催も行っている。
主な著書、編集に
「和のうつわ」平凡社
「いとしのチー公へ」筑摩書房
「雨に消えたノラや」パルコ出版など、日本の手仕事を紹介する本が多数ある。
一部ご来場者からのご感想を紹介いたします。
- 装幀・装画は五感に訴える要素の中でも視覚的要素と触感的なもの、自ら装幀、装画の専門家である講師ならではのレクチャー内容、実例があり、出版文化への情熱が伝わってきた。(T社H様)
- セミナーは非常に中味が充実しており非常に役立つ内容でした。本の内容に合った装丁が大事であることがよく分かりました。(K社S様)
- 本の装丁を考える上で、特に美意識が重要であることが分かりました。(K社S様)
- 本づくりには全体のバランス、中身と装幀の関係性、合致性、意外性が求められることが分かりました。(A社Y様)
- 各フロアの展示物や掲示板は大変内容があるもので、何回かに分けてあらためて見学の機会があればと思います。(T社H様)
- 工場内がとてもきれいに整理されていて見学していて気持ち良かった。(K社Y様)
- 印刷技術について実際に行われてきた改善活動とその結果の苦労談を聞いてみたい。(M社M様)
- 非常にキレイで分かりやすいシステムに驚きました。また、とても丁寧に解説していただきとても過ごしやすい雰囲気でした。(F社K様)