
この記事では以下のイベントを通じて大きいホールでの配信の気を付けたいことや品質をアップする方法をお伝えできればと思います。
全国地方議会サミット2022
早稲田大学大隈記念講堂はとても広い
大隈記念講堂は1階・2階席含め1121席の大ホール。
本イベントは毎年行われるローカル・マニフェスト推進連盟様主催の「地方議会サミット」。
昨年から配信の担わせていただいており2回目となります。
二日間にわたり開催されるイベントでZoom配信(ミーティング)のハイブリッドとなります。
今年は、会場登壇、オンライン登壇に加えオンラインと会場での複数人でのパネルディスカッションもあり難易度は高め。且つ2回目でもあるのでクオリティは上げていきたいところです。
会場参加者が多いときの注意点
昨年はコロナの真っただ中ということもあり会場の集客をかなり抑えていましたが、
今年は感染対策を徹底しながら多くの会場来場者をむかえての開催です。
会場は席の間隔を空けてのおよそ300名程。
やはり会場の参加人数が多いと気持ちが高ぶりますね。
高ぶるといえば登壇する方も当然高ぶるもの。
会場には熱気がありますからね。
私の経験則では会場に多くのお客様が多数いらっしゃると、
壇上での予期していない人の動きやイベントの進行変更が発生する可能性が高いです。
配信スタッフしてはそこも考慮してカメラに捉えなければなりません。
前回はカメラマンなしの定点カメラ3台で行ったのですがこの不測の動きに苦労しました。
(配信オペレーターが気を利かしてカメラを動かしていただき事なきを得ました。)
その反省を踏まえて集客も多いことも鑑みて今回はカメラマンを入れさせていただきました。本当にこれは正解でした。
カメラマンがいるメリット
今回、実際に予期できなかった動きとしては以下のようなことがありました。
- 登壇の位置が変わる
- 着座予定がスタンディングで講演となる
- 会場参加者から質問を募り質問者は壇上脇で登壇者へ質問を行うことになる
壇上脇を捉えるのは全くの想定外でした。照明は当たっていなく暗く構図的にも厳しい場所でしたがカメラでうまく追ってもらいました。
このように広い会場では、登壇者の動きや段取りが変更になるケースが多いものです。
広い会場での配信は配信OPやPAの技術力が求められるのはもちろんですが
カメラマンがいないと肝心の登壇者を捉えられないということが起きる可能性があります。
定点カメラが2,3台あったとしても限界がありますし、カメラマンがいることで予定外の変更があっても可能な限り追うことができるので広い壇上がある場合、動けるカメラ1台は必須かと実感しています。
コストの問題もあるので実際には悩ましい場合もあるかと思いますが、視聴者視点で考え、不測の事態の準備も踏まえておくという意味でも必要な人員ではないかなと思います。
カメラマンがいることでかなりのリスクヘッジになっている、とも言えますね。
逆に広くないと起こりにくいものですので、会場規模でカメラマンが必要かどうかという判断の一つの目安になるかと思います。
また今回、イベント終盤で壇上に一同に関係者が並ぶシーンでは、『さすがに定点で引いたアングルしかないよな』なんて思っていました。でも実際には、パンしたりズームをしたりと高揚している会場の雰囲気が伝わる演出を行うことができました。きっと会場の空気感もオンライン視聴者に伝えることができたのではないでしょうか。これ、カメラマンがいないとできない演出です。
配信は会場の広さに影響があるのか
ハイブリッド配信では会場の広さが変わるとなにが変わるのか。じつは会場規模で変わるのは使用する機材の物量とセッティング時間のみ。それ以外に大きな違いはありません。
ちなみに、「スタッフ人数」・「機材の種類」という費用に大きく関わるところは、イベントがどんな進行になるのかという「進行内容やコンテンツ」に大きく影響します。
会場運営に関わる役割
会場が広い影響は実は会場運営の方で影響が出てきます。
小さい会場ではアイコンタクトや声掛けで伝わっていた指示は広い会場になると途端に伝わらなくなりますので、各役割を決めて人を配することになるので関わる人数は多くなってきます。
以下に広い会場の運営で必要な主な役割を書き出してみました。
- 檀上レイアウト担当
- テーブル等の移動など
- 照明・スクリーン操作担当
- 照明、スクリーンの管理・操作
- タイムキーパー
- 登壇者への残り時間の告知
- 運営全体管理者
- 遅延の吸収など全体進行の調整判断・他トラブル対応
- 受付
- 来場者リスト管理など
スムーズな進行のためにはこのように分業したこまかな役割を決めておくことはとても大事です。また、会場によっては専属の会場設備の操作スタッフがいる場合もありますが(稀です)、それでもやはり指示をしたり管理する担当を決めておくべきでしょう。
このような役割配置はイベントのクオリティを上げていくことになります。
配信に関わる必要な役割
配信に関わるところでお客様にご協力いただくことが多い役割を書き出してみました。このような役割は配信スタッフで行うか、運営様(お客様)で行うかを事前に決めておきます。
- Q&Aやチャット管理
- 閲覧チェック、とりまとめ
- Zoom管理者
- アカウント登録、入室管理、パネリスト格上げ設定などを担う
- 発表用スライド資料管理者
- データとりまとめ、再生操作など
- オンライン登壇者への連絡係
- 段取り確認、トラブル時の対応
- その他
- マイク除菌係、アルコール消毒設置など
※オンライン登壇者が多い場合には登壇者への連絡係が複数人必要になるかもしれません。回線が切れてしまった時などトラブル時の連絡や登壇のタイミングの合図などが必要になります。
このような役割を決めておき各担当者様の進行確認と一緒に、配信画面を作って確認し合っていく、そんなリハーサルを行えると理想的です。できればオンライン登壇の方にも入っていただき回線の確認も行えると安心ですね。(これとても大事だと思います)
このように、大きいホールの配信でもやはりイベント・会場運営様のご協力と連携がイベント成功の秘訣でございます。
2日間にわたる全国地方議会サミットも大盛況のうちに無事閉会となりました。
多大なるお客様のご協力に感謝しております。
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