印刷用語を絡めてウィキペディアのリンクをたどる印刷用語ウィキペディアゴルフ、PART3:最終回になります。最後の問題はぜひみなさんも一緒に考えてみてください!
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なお、英語版であれば最短経路を割り出せるサイトが存在します。もちろんウィキペディアは同じページでも言語が変われば記載内容もだいぶ変わりますが、ヒント代わりにのぞいてみてもいいかもしれません。
さて、第2問は少々波乱ありの展開でしたが、最終問題ではどんなルートが編み出されるのでしょう……乞うご期待!
第3問:「無線綴じ」→「オーロラ」→「コンピューター・トゥ・プレート」
最終問題です。スタートが無線綴じ、途中オーロラを経由してゴールはコンピューター・トゥ・プレートになります。オーロラを経由するタイミングは問いません。
無線綴じは書籍の背を糊で綴じる製本方法、コンピューター・トゥ・プレートはPART2でも登場したな。
製本からはじまって製版で終わるんですね。
異動前の思い出にオーロラを観に行ったんだろうか。
あともう一つ追加ルールがあって……同じページを二度以上経由するのはNGです。
実は印刷っていうカテゴリーのページがあって、印刷に関係する用語はたいていこのページから飛べるようになっています。たとえば無線綴じからこのページを経由して2手でコンピューター・トゥ・プレートに飛べるんですよ。だから同じページを経由できるルールだと、まずオーロラまで行ったら無線綴じまでブラウザバックして、印刷カテゴリーからすぐにゴールできちゃいます。
それだと中継地点の意味がないですもんね。納得。
ライターBの挑戦
オーロラが出てきそうな無線綴じの印刷物というと写真集なんですが、リンクはないみたいですね。
写真集はどっちかというと上製本なのかもな。この問題は結構難しそう。
風景/絵画関連だと……コミックでいきましょう。
この流れは……ジャンプにオーロラは載ってるんですかね?
そう慌てないで。……ほら、フィンランド語がある! 寒そうじゃないですか。
フィンランド語だと漫画は「凍結した画像」なんですか……勉強になります。
もちろんフィンランドに飛びます。
さすがにオーロラ、ありますよね……?
ないですね。
――北! 北を攻めます! フィンランド北部のラッピ県に飛びます。
ここまでくれば……あった! オーロラ! これで折り返しです。
オーロラからCTPとはいっても……あ、木版画がありますね。描画したい部分を残してそれ以外は彫り、残した部分にインキをつけて転写する。凸版印刷のしくみそのものですから。
木版画の発展形が銅版画……いいですね。こちらは先ほどと逆で、描画したい部分を削ってインキをつける、凹版印刷と同じしくみです。ページ自体は銅版に転送されるみたいですが。
そして印刷。
こうなると見えてきましたね。
製版。
コンピューター・トゥ・プレート。ゴールです!
「フィンランド語での『漫画』の呼び名」「オーロラを描いた木版画」など意外性のある手が2つも出たのは楽しかったですね。でもフィンランドからオーロラに飛べなかったのは驚きです。
うーん、困ったぞ。
どうかしましたか?
ライターAの挑戦
問題が長いから俺も先回りしてこっそりやってたんだけど……ほとんど同じなのよ。
あー……ほぼ一致ですね。
すみません、ちょっと問題が悪かったかもしれません。そもそもスタートの無線綴じからしてリンク先がかなり少ないですからね……。
うーん、トリに期待。
ライターCの挑戦
出題者としての責任もあるので、なるべくかぶりを避けないと。お二人はマンガから地理のルートでしたけど、僕は気象・自然現象方面を探ってみます。まず糸へ。
無線綴じに糸は使わないのに、リンクはついてるんだな。
天然繊維なら材料は植物だから、いずれ気象に結び付くはず……とりあえず綿糸(木綿・木棉)をチョイスします。
生育環境あたりで載っていないかな……あ! 霜がありました。気象現象とかのカテゴリーページで一気に飛べないでしょうか……?
お、「主な気象現象」っていう折りたたみのリンク集があります。これもカテゴリーのリンクと同じくスマホでは表示されませんが……あった、オーロラ! 折り返し地点ですね。
ちなみにですけど、折りたたみ部分の表示はカウントに含まれないんですか?
ページ遷移ではないんだけど、要審議かもなあ……
とりあえず、次は古文書に飛びます。版画以外だとこれしか印刷に結び付かなさそうですね。
……あ、異体字! DTPにも関係する用語ですね。ざっくりいえば旧字・略字・俗字などをひっくるめた「同じ意味、同じ読み、同じ使い方だけれど形の違う字」のことをさします。リンク先は字体になるんですね。
もしかすると……ありました! コンピューター・トゥ・プレート!
またしても折りたたみの活用ですね。こんなに短縮できるのか……。
がんばりました。
勝者は……
ルートAが9手、ルートBは10手、ルートCが7手(折りたたみ部分のクリックを除く)です。
仮に折りたたみの2回をカウントしても9手なのか。
スマホ表示だと再現できないのが難点ですけど……まあいいんじゃないでしょうか。かぶりを避けてもらった結果ですから。
じゃあ、PC版表示に限って言えばルートCが最短、ということで。
ありがとうございます!
みなさんもぜひ、印刷用語ウィキペディアゴルフを!
印刷用語ウィキペディアゴルフ、するするライター陣での対決は各人が1問ずつを勝ち取って終わるかたちになりました。ゴールが印刷用語になっていると比較的スムーズに進む一方、印刷用語から展開していくパターンでは苦戦するケースも見られましたね。
印刷用語ウィキペディアゴルフ、みなさんもぜひ遊んでみてください。意外なところから最短ルートが生まれるかも……!? あわせて、各用語を掲載したするするの記事もこの機会に再読いただければ幸いです。
それではみなさま、よいお年を……!