
マンガ動画制作の工程
制作の各工程ではどのような作業を行っているのでしょうか。
シナリオ作成、漫画制作、音声収録、動画制作、と工程の順番に解説していきます。
シナリオ作成
シナリオとは文字で描かれたストーリーを差します。「字コンテ」とも言います。
漫画家が漫画をかくための設計図にあたります。最初に物語の起承転結や登場人物の設定などを固めていきます。そして、場面設定やセリフ、擬音や効果音をどうするかなど詳細を詰めていきます。
このシナリオが動画のクオリティを決める、と言っても過言ではありません。
よいものを作りたいならば、ここにしっかり力を入れることです。
シナリオ作成から依頼する場合でも推敲にしっかり時間をかけ、しかるべき関係者と共有し、納得のいくストーリーを完成させましょう。
怪しいマンガ動画を作らないためには
シナリオによっては信頼度をとても落とすものが作られてしまうこともあります。時には炎上することもあります。そうならないために注意することは以下になります。
- 誇張しない
- 偽らない
- 怪しいと感じさせる表現をしない
- 誤解を招く表現をしない(誰にも伝わりやすい表現にする)
- 極端な宣伝をしない
実際の対策として、色々な人の目でチェックをすることやテスト配信を行うなど客観的な視点を取り入れることは有意義な施策でしょう。そして誠実なマンガ動画を作ることは「マンガ」の社会的認知や地位の向上にもつながります。
漫画制作
シナリオが確定したら次は文章を漫画にしていきます。
漫画制作は以下3つのステップに分かれています。
①全てのコマのラフ画(絵コンテ)を作成する
漫画の下描きですね。ネームとも言います。
②線を仕上げる
漫画を清書していきます。線が仕上がると俄然漫画が生き生きとして見えますね。
③着色する
色がついたら漫画は完成です。
漫画は工程が進むほど修正コストが高くなる傾向になります。
構図やセリフの確認などの校正はラフ画の段階からしっかりと行いましょう。
音声収録(セリフ/ナレーション)
次にセリフやナレーションを録音します。MAスタジオを借りて収録する場合もありますがコストと時間がかかるため、昨今は声優さんに任せて収録する「宅録」がスタンダードです。
※宅録/演奏や歌唱などを、専用のスタジオを使用せず、自宅に機材を揃えて録音すること。
動画制作
漫画と音声が揃ったら動画化していきます。漫画はコマを順番に繋ぎ合わせていくイメージで動画化し、そこに音声を合わせていきます。この工程で音楽や効果音も入れていきます。
動画が完成したら
制作スタッフや発注者など関係者全員が最終チェックを行います。ここでのチェックは不備がないかというポイントで見ていきます。セリフ文字やテロップ文字の誤字脱字がないか、漫画部分におかしなところがないか、音声が途切れるところがないか、など確認するところが多いのでポイントを決めて何度も視聴して校正しましょう。
マンガ動画と実写を組み合わせることもできる
マンガ動画は「動画」なので、撮影をして映像を作る映像制作の工程と実はとても似ています。撮影をするのか、漫画を描くのか、の違いくらいかと思います。
弊社では、マンガ動画も映像コンテンツも対応可能ですので、例えば、実写の撮影を行いその映像とマンガ動画とを組み合わせて、ひとつのマンガ動画として作成することも可能です。
弊社『Nクリchannel』にも一部実績ございますのでご参照ください。
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