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動画は”タテ”で見る時代。タテ型広告動画のススメ

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動画と言えば16:9のヨコ型ワイドスクリーンが長らく当たり前とされてきました。
テレビ、映画、PC画面での視聴が主流だったため、そこへ流す広告動画も必然的にヨコ型で作成。
そんな常識に今、大きな転換期が訪れています。

この記事で分かること

●昨今の情報通信機器利用事情
●ヨコからタテへのコンテンツフォーマット変化
●YouTubeショートと今後の動向

PC前提からスマホ前提へ

総務省の情報通信白書によると「情報通信機器の世帯保有率」は2017年を境にスマートフォンがパソコンの普及率を上回り、「インターネット利用端末の種類」でもスマートフォンが68.3%とパソコンやタブレットなど他の端末と比較しても、最も高い利用率となっています。

スマホとパソコン

これまでのPCで閲覧・視聴前提の状況から、スマホでの閲覧・視聴が主流になってきていることが窺えます。

漫画の世界では『ウェブトゥーン』と呼ばれる縦スクロール・フルカラーの形態が急増していて、全国出版協会・出版科学研究所の2021年のコミック市場の推定販売金額では電子コミック市場が20%増で過去最高の4,000億円を突破したと発表しています。
シェア拡大の要因について同研究所腕は「コロナ禍の自粛生活で拡大した新規ユーザーがそのまま定着して電子コミックを購入、さらに『縦スクロールコミック』が漫画を読んでこなかった新たなユーザーを掘り起こしている」と推測しています。
スマホとマンガ

タテ型コンテンツの台頭は動画の世界でも

このタテ型コンテンツの台頭は動画の世界でも同様でFacebookやInstagramのストーリーズやリール機能、TikTokなどスマホネイティブ世代を中心にSNS上でタテ型動画が主流となり、スマホでの視聴に最適なフォーマット、向きを変えることなくフルスクリーンで再生されるタテ型動画が、モバイルファーストとして定着してきています。

実際にタテ型動画はSNSとの相性が良く、タテ型の方がタイムラインに大きく表示されるという利点があります。
また米国の一般誌『USA Today』では、ヨコ型よりタテ型の動画のほうが約9倍高いエンゲージメントを得られたとの記事を掲載しています。
参考:Vertical video pays off for Snapchat|USA TODAY

スマホ-タテ型動画

「歩行者の目線に合わせた設置ができる」「スペースが確保しやすい」「全身表示に向いているためファッション系との親和性も高い」などの理由から、駅や商業施設などでよく見かける街頭デジタルサイネージも、タテ型のものが多くみられます。

デジタルサイネージ

YouTubeショートが拍車をかける

ここまでタテ型コンテンツの拡大をみてきましたが、スマホの普及やネイティブ世代、Instagram、TikTokの流行などは数年前から起こっていた現象と言えます。しかしここへきて動画の”大きな転換期”と考えられる最大の理由はYouTubeショートへの広告配信が可能となったことです。
youtubeショート

YouTubeショートとは、日本では2021年7月に正式リリースされた最大60秒の動画を投稿できる”タテ型”動画です。YouTubeアプリを使用すれば撮影・編集・投稿まで誰でも手軽に行えるという…完全に先のInstagramやTikTokといったタテ型動画代表格を意識したサービスです。

2022年5月25日に行われた「Google Marketing Live 2022」というイベントで、このYouTubeショートに広告配信ができるようになったことが発表されました。

YouTubeショートは、サムネイルをタップして見たい動画を選択する必要があった通常のYouTube投稿とは違い、タイムライン上で自動再生されます。広告はYouTubeショートの動画と動画の間に挟まれる形式で表示されるため、当然こちらも自動再生されることとなり、より多くのユーザーにアプローチが可能となります。

2022年10/27に3年ぶりにリアル開催された『YouTube BrandCast 2022』では【ショート動画プラットフォーム「YouTubeショート」の視聴回数の成長】として挙げられ、毎月20億人以上のログインユーザーのうち、15 億人以上がYouTubeショートも視聴。1日では300億回視聴され、昨年比4倍増となるなど、YouTubeショートの利用シーンが拡大されていることが紹介されました。

広告配信が可能になったということは、同時にチャンネルのクリエイターも収益化が可能になったということで、今後ますますYouTubeショートが盛り上がっていくことが予想されます。

最後に

Googleに次ぐ世界第2位の利用ユーザー数を抱える動画プラットフォーム『YouTube』が、どうやら本気でタテ型動画に参入。これがヨコ型が常識だった動画の世界の大きな転換期ではないかと考えられる最大の理由です。

youtube_女性

今後、企業の広告や情報発信で動画を活用する場合、タテ型が重要な選択肢の一つとなってくると思います。ぜひとも貴社の目的に合わせた最適なフォーマットで動画を作成し、より高い効果を上げていきましょう。

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