
「オヤカク」とは、「親に確認を取る」の略語です。企業が内定を出した後、学生本人の入社意思を確認するだけでなく、「親御さんも入社に納得しているか」を確認することを指します。学生に親の了承を取ってもらうケースや、企業が直接親御さんに説明するケースもあります。
近年、内定辞退率の上昇や、親子関係の変化により、企業は「オヤカク」への対応を強化しています。その一つが「内定者の家族向けパンフレット」の制作です。
学生は自ら業界研究や企業研究を行い、納得の上で選考に進みますが、親世代は「企業規模」や「業界イメージ」などで判断しがちです。そのため、子どもが選んだ企業の魅力が十分に伝わらず、不安を感じることもあります。
様々な業界で採用されている「内定者の家族向けパンフレット」ですが、下記のような企業が考えられます。
事例紹介(一部抜粋)
サービス業界:土日に休みがないなど、ネガティブなイメージを払拭するため、社員の親御さんの声を掲載し「普通の生活ができる」ことを強調。
認知度の低い企業:事業のスケールや将来性を根拠とともに説明し、信頼感を醸成。
高校生を積極採用している企業:親や学校の先生の意見が反映されやすい環境のため、「自分の子を預けて大丈夫」という安心感を伝える。
特に、高校生は大学生と違って業界研究や企業研究などの機会がなく、「先生の推薦」「親の推薦」で就職先を決めることが多いにあります。
なぜ「高校生の親向けパンフレット」が重要なのか?
①親が進路決定に大きく関与している
高校生はまだ社会経験が少なく、進路選択に不安を抱えています。
親御さんが進路相談の中心になるケースが多く、親の理解と納得が内定承諾に直結します。
②親の不安を解消することで辞退を防げる
「うちの子がちゃんと働けるのか?」
「この会社は安定しているのか?」
「職場環境は安全か?」 こうした不安をパンフレットで具体的に説明・可視化することで、安心感を与えられます。
③学生本人のモチベーションにもつながる
親が応援してくれることで、学生の入社意欲が高まります。
「親が安心してくれたから頑張ろう」という気持ちが、定着率にも好影響を与えます。
④学校や進路指導の先生にも好印象
親向け資料があることで、学校側も企業の誠実さを評価しやすくなります。
進路指導の先生が推薦しやすくなるという間接的な効果もあります。
⑤企業イメージの向上
「親にも説明できる企業」は、信頼性・透明性が高いと評価されます。
地元密着型企業や中小企業にとっては、ブランディングのチャンスにもなります。
企業は親御さんに向けて、安心して子どもを預けられる環境が整っていることを丁寧に伝える必要があります。事業内容はもちろん、福利厚生、教育・研修制度、産休・育休制度など、サポート体制の充実は親御さんにとって安心材料となります。これは内定者フォローの施策としても非常に有効です。
最後に
採用活動において、「オヤカク」は今や欠かせない視点です。親御さんの理解と納得が、内定承諾や定着率に大きく影響するからこそ、企業として誠実に情報を届けることが求められています。
NP CREATIONでは、親御さんの不安を安心に変えるパンフレット制作を通じて、企業の採用活動を力強くサポートいたします。
「大切なお子様を安心して送り出せる企業」であることを、しっかりと伝えていきましょう。
パンフレット制作に関するご相談は、下記バナーより、いつでもお気軽にお問い合わせください。無料相談も受付中です!
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