column
連載はまちゃんとしまさんの配信用語講座 vol.3
進行台本って大事なんですか?
更新日 2025/12/04
登場人物

しまさん
ベテラン進行管理&営業。
いつも冷静だけど、面倒見が良くて
はまちゃんの良き先輩。

はまちゃん
配信サポート会社に
入社したばかりの新人。
明るくて好奇心旺盛。
しまさーん!「進行台本」って、普通の台本とどう違うんですか?
昨日、お客さんに「進行台本って、どのくらい細かく書けばいいんでしょうか?」って聞かれて、「えっと…確認しておきます!」って言っちゃいました(汗)
はまちゃん
しまさん
ああ、それはあるある(笑)実は、進行台本って現場全体の流れを決める“設計図”みたいな存在なんだ。だから、こちらからもアドバイスしたり一緒に確認したりすることが大事なんだよ。
設計図!?ってどういうことですか?台本って聞くとセリフが書いてあるイメージしかなくて…
はまちゃん
しまさん
うん、セリフが書いてある場合もあるけど、それより大事なのは「誰が、いつ、どこで、何をするか」っていう全体の流れを明確にしていることなんだ。まさに現場を動かすための設計図ってわけ。
えーっと、具体的には?
はまちゃん
しまさん
たとえば、イベントが13:00にスタートするなら、「12:58 蓋絵からオープニング映像へ切り替え」「13:00 MC登場。オープニングトーク」「13:03 プレゼン開始」みたいに、秒単位で動きが書かれてるんだよ。
うわっ、細かいですね!
はまちゃん
しまさん
そう、でもそのおかげで現場が混乱しないの。スタッフ、出演者、配信オペレーター、みんなが同じ情報を見て、同じタイミングで動けるようになるんだ。
なるほど〜。たしかに、それがないと「次何するんだっけ?」ってなっちゃいますもんね。
はまちゃん
しまさん
そう。しかも、想定外のことが起きたときも、進行台本があるとリカバリーしやすいんだ。
へぇ、どういうときですか?
はまちゃん
しまさん
たとえば、出演者が1分遅れて登場したとき。「あ、じゃあ次のコーナーを1分ずらそう」とか、その場で調整できる。でもそれが頭の中だけのスケジュールだと、全体がぐちゃぐちゃになっちゃう。
なるほど〜。進行台本があると、現場全体がひとつのチームとして動けるんですね!
はまちゃん
しまさん
そういうこと。あとね、進行台本には「キュー(きっかけ)」も書いてあるんだ。
キュー?
はまちゃん
しまさん
たとえば「13:10 映像スタート(MCの“それではご覧ください”のセリフを受けて)」とか。誰のセリフに合わせてどの操作をするか、っていうのを明記しておくの。
わ〜、まさに“息を合わせる”感じですね!
はまちゃん
しまさん
そのとおり。進行台本があると、誰もが「自分の出番」を把握できる。だから、事前にしっかり作り込んでおくのが成功のカギなんだよ。
じゃあ、進行台本をちゃんと作るかどうかで、配信のクオリティも大きく変わるってことですね!
はまちゃん
しまさん
うん、ほんとにその通り。たまに「ざっくりでいいや」とか「流れは頭に入ってるから」って言う現場もあるけど、やっぱりトラブルが起きやすいね。
そういうときに限って、アクシデントって起きるんですよね〜(笑)
はまちゃん
しまさん
でしょ?だから、進行台本はスタッフ全体をナビゲートする地図って思っておくといいよ。
よし、今日から「進行台本マスター」目指します!(笑)
はまちゃん
しまさん
いいね(笑)じゃあ次回は「ロケハン」について話そうか。配信場所の事前チェック、これも大事なんだよ。
現地に行くやつですよね!?行ってみたらネット回線が遅かったりとか、コンセントが少ないとか……
はまちゃん
しまさん
そうそう、そんな感じ(笑)じゃあ次回、たっぷり話そう!
次回予告
配信の準備で「ロケハン」って必要?実はトラブルを防ぐ超重要チェックポイントだった!