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連載はまちゃんとしまさんの配信用語講座 vol.2
「上手(かみて)」「下手(しもて)」って?
更新日 2025/08/28
登場人物
しまさん
ベテラン進行管理&営業。
いつも冷静だけど、面倒見が良くて
はまちゃんの良き先輩。
はまちゃん
配信サポート会社に
入社したばかりの新人。
明るくて好奇心旺盛。
しまさーん!「上手」「下手」って漢字みると“じょうず”と“へた”って読んじゃいません!?

はまちゃん

しまさん
それ、みんな最初はそう読むよ(笑)でも配信会場では「かみて」「しもて」って読むんだよね。
それ聞いてビックリしました。しかも意味が「舞台の左右」って聞いて、もう???ってなりましたよ!

はまちゃん

しまさん
まあまあ(笑)でもこれ、配信でも超大事な用語だから、今のうちにしっかり覚えとこ。
はいっ、よろしくお願いします先生!

はまちゃん
上手下手ってなに?

しまさん
じゃあ、まず大事なポイントからね。舞台用語で「上手(かみて)」は、客席から見て右側のこと。逆に「下手(しもて)」は、客席から見て左側のこと。
あれ?じゃあ、舞台に立つ人から見たら逆になるってことですか?

はまちゃん

しまさん
そうそう!演者から見たら、左側が上手(かみて)、右側が下手(しもて)になるんだ。
なるほどー!「演者目線」と「客席目線」で左右がひっくり返るってことですね。

はまちゃん

しまさん
そう。スタッフは客席側にいることが多いから、客席から見て右が上手・左が下手って覚える方が分かりやすいかもね。
「上手から登場です」って言ったら、右から登場ってことか!

はまちゃん

しまさん
バッチリ!
ハイブリッド配信の時も使います

しまさん
でね、この用語、ハイブリッド配信イベントでも意外と使うんだよ。
えっ、カメラしかないのに、方向ってそんなに大事なんですか?

はまちゃん

しまさん
大事だよ。たとえば複数人で登場する時に「誰がどこに立つか」とか、「上手から登場、下手から退場」って進行台本に書いてあることもある。
知らなかったら登場口逆に出ちゃいますね…!

はまちゃん

しまさん
そう、それでよく現場が混乱する(笑)だからこの用語は早めに覚えとくと安心。
上手下手の由来
でもなんで“上手”と“下手”っていう呼び方になったんですか?言葉の由来が気になります!

はまちゃん

しまさん
諸説あるけど、昔のお芝居では、身分の高い人が舞台の上手、身分の低い人が下手に立つっていう演出上のルールがあったそうなんだ。ビジネスマナーでいう「上座・下座」に似てるよね。
なるほど〜歴史的な背景からきてるんですね!

はまちゃん

しまさん
そう、それが今の舞台を使う業界にも引き継がれてるってわけ。
じゃあ、現場で「下手側にイス用意しておいて」とか自然に言えるようになりたいな〜!

はまちゃん

しまさん
うん、それが自然に出てきたらもう一人前だよ。
じゃあ私は今日から“カミシモのはまちゃん”の肩書でお願いします!(笑)

はまちゃん

しまさん
じゃあ次回は「進行台本」について話そうか。配信現場で一番重要な“道しるべ”みたいなやつだよ。
それも気になってました〜!楽しみにしてます!

はまちゃん
次回予告
「進行台本」ってただの台本じゃない!?配信イベントに欠かせない進行管理のキモを、はまちゃんが学びます!
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