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「短い方が良い」は本当か?マーケティングツールとしての動画。最適な尺(長さ)は? メディア別編

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以前、株式会社サイバーエージェントが発表した『2022年国内の動画広告市場調査結果』についての記事を掲載しました。

コロナ禍でも動画市場は急拡大。今後もこの勢いは止まることなく、むしろ加速していくだろうと予測されています。

製品・サービス紹介、会社紹介、採用、社内外イベント。あらゆるPR、情報発信の場面で動画を活用する機会が増え、企業の広報担当者だけではなく、さまざまな部署の方々が動画制作に携わる”担当者”となることも増えてくると思います。

当ブログ『NP Lab』でも、今年配属のポチコが動画制作に関する”学び”を連載していますが、動画を制作する際の悩みどころはたくさんあります。

その中でも今回は動画の尺(長さ)についてみていきたいと思います。

ポイントはメディア・コンテンツ

まず、尺(長さ)を決めるにあたって大きなポイントは2つあります。

  • メディア(=掲載場所:自社サイト、SNSなど)
  • コンテンツ(商品紹介、プロモーション、教育など)

初めに尺(長さ)ありきではなく「その動画で何を伝えたいのか」「動画をみたユーザーにどのようなアクションをしてほしいのか」「どの購買ファネルのユーザーへ届けたいのか」を決め、メディアを選定していくことが大切です。

短い動画が良いは本当か?

いざメディアが決まったら、最適な尺(長さ)を決めましょう。
一般的に「短い動画の方が見られる」というのはよく言われていることですが、動画マーケティング会社Wistia社は、動画の尺(長さ)別にどのくらいのユーザーが最後まで動画を視聴しているかの調査結果を下記のように発表しており、

  • 30秒以内:平均80%
  • 1分以内:平均70%
  • 5分以内:平均60%

30秒以内に収めれば80%のユーザーが最後まで動画を視聴してくれるという結果が出たそうです。

どれもこれも30秒でOK?

では、どのメディアでも30秒以内で作れば大丈夫!と、そう簡単にはいかないのも事実のようで。米HubSpot社では主要SNSとYouTubeそれぞれについて、さまざまなデータから最適な尺(長さ)を調査した結果を公表しています。
参考:How Long Should Your Videos Be? Ideal Lengths for Facebook, Instagram, Twitter, and YouTube(Infographic)|HubSpot
この調査結果を基に主要SNS・YouTubeにおける最適な尺(長さ)をみていきましょう。

Twitter:45秒

最大10分までの動画広告を投稿できるTwitterで最適な尺(長さ)は45秒。普段から140文字の短い文章での投稿に慣れているユーザーは、動画視聴に関しても短いものが好まれる傾向にあるようです。
一方でTwitter自身は、すべての広告フォーマットに対応可能な15秒以内とより短い尺(長さ)を推奨しています。

Facebook:1分

最大240分までの動画が投稿可能なFacebookの最適な尺(長さ)は1分。Twitterよりも少し長めの結果となっています。注目は視聴者の95%はミュートで視聴していることが判明したとのこと。ビジュアルはもちろん、字幕やテロップを駆使して音声なしでもしっかりと内容を伝える動画構成が必要と言えます。

Instagram:30秒

同社によりますともっとも多くのコメントを獲得した尺(長さ)が平均26秒。加えて最初の3秒を視聴したユーザーは最後まで視聴する可能性が最も高かったため、動画制作では「初めの5秒で言いたいことを」とよく言われますが、さらにそれを意識した構成で、初めに視聴者を掴めるとより効果的になるかもしれません。

YouTube:2分

他に比べると圧倒的に長い結果となったのはYouTubeで2分。初めからユーザーは動画を視聴しに来ているという点が他と比べ大きな違いかもしれません。同社では2分という長さは掘り下げた説明をするには短すぎる時間のため、メッセージを素早く把握できるような動画構成が必要で、やはり初めで視聴者を掴むことが出来ないとスキップされてしまうと警告しています。

最後に

いかがでしたでしょうか。
他にも米HubSpot社の調査にはありませんでしたが、例えばLINEは最低5秒から最大120秒までの動画広告を配信できますが、広告運用に際して動画を3秒に最適化する自動機能が搭載されており、この機能を使用した動画は手動での広告入札と比べ、3秒再生数200%増加したととのことです。
またTikTokでは5~60秒までの動画広告を配信できますが、ユーザーは縦スライドで動画をスキップできるため、公式では9~15秒を推奨しているようです。

このように動画を配信するメディアによって、最適な尺(長さ)にはバラツキがあります。動画をより効果的なマーケティングツールとして活用するためには、ターゲットをしっかりと決め、掲載メディアを選定後、そのメディアに合った最適な尺(長さ)で作成することが大切です。

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