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【2022年最新版】マンガ動画のつくり方

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この記事は過去の記事「マンガ動画のつくり方」Vol1Vol.2FAQ をまとめ加筆・修正したものです。
マンガ動画を業者に依頼ようと検討している方に向けて「マンガ動画とはどんなものか」という基礎的な内容をまとめております。業者様との打ち合わせやプロモーション計画などの施策検討の際にご活用していただければ幸いです。

マンガ動画の作成の御見積・ご相談はこちらまでお気軽に

マンガ動画の3つの特徴

マンガ動画といえば「美容系の広告によく使われているあれね」という印象かと思います。
でも実はいろいろと広く使われています。

その理由として、
「つい思わず最後まで見てしまう」
「思わずストーリーを追ってしまう」
という「没入感」に特徴があるといえます。

没入してしまう=共感を誘う、ということかと思います。

マンガの特徴でもあるこの「没入感」は動画化したマンガではさらに威力を発揮します。
ストーリーに商品やメッセージを組み合わせたマンガ動画は
商品やメッセージを広告っぽくなく、何気に、好きにさせる効果があります。
美容系のものはあからさまですが、、、(でも最後まで見てしまいますが)

このようにマンガ動画は物語を通じて、伝えたいメッセージを伝えやすく共感を得られやすく、印象に残りやすいという特徴があります。
ここ特徴こそが幅広く使われている理由となります。プロモーションや研修動画、防犯などの啓発動画など用途はアイデア次第です。

マンガ動画とアニメの違い

最初に大前提の知識として「マンガ動画とアニメは違う」ということを踏まえておいていただければと思います。
ここはよく勘違いをされている方もいらっしゃるのでご理解いただいていただけると動画業者とのお話もスムーズかと思います。

マンガ動画とは

漫画の1コマ1コマを、順番にPPTのスライドショーのように繋げた動画です。
セリフ文字と吹き出しがあり、セリフを読み上げる声優の音声とBGM・効果音がつきます。
セリフ文字も含めて動画化。基本的には絵自体は動きません。

くま
セリフ文字も含めて動画化。
基本的には絵自体は動かない。

アニメとは

人物の絵であれば手や足・体が滑らかに動き、見ている視点も制限なく動かすことができます。
動く仕組みは「コマ撮りによる錯覚を利用した映像技法・映像表現」(Wikipedia)。
よってたくさんの絵が必要になります。そして、漫画にはある【セリフ文字や吹き出し】はなく、声優のセリフ音声と動く絵で物語が進行していきます。

くま02
動いてみえるのはパラパラ漫画の仕組み。
絵をたくさん描かなければなりません

動いてみえるのはパラパラ漫画の仕組み。絵をたくさん描かなければなりません
マンガ動画でも絵を部分的に動かすこともできますが、アニメほどの自由度ありません。

この2つはコスト面で大きく違うので、最初の注意ポイントとして解説させていただきました。(アニメの方が制作コストがかかります)
最初に作りたいものがどちらなのかを明確にして制作に臨みましょう。

どうやって作られているのか?

YouTubeや動画チャンネルでよく見るマンガ動画。実際どうやって作られているのでしょうか。作る順番などはどう進めていくものなのでしょう。
一言で言うと「漫画を描いて動画にする」と簡単なのですが、制作するときはいくつかの工程を経ていく必要があります。

マンガ動画は分業

従来の「漫画」は、漫画家がストーリーも考えて漫画にしていくことが多いのですが、マンガ動画では工程ごとに分業して制作していきます。
工程別にどのようなスタッフが担っているのかを図にしてみました。

工程スタッフ
制作工程の流れと各スタッフ

マンガ動画制作の各工程

制作の各工程ではどのような作業を行っているのでしょうか。
工程順に簡単に解説していきます。

企画ヒアリング

ヒアリングはディレクターを中心に行っていきます。分業して制作していくスタイルで大事になるのがディレクターの存在です。スタッフィングから始まり、制作の最初から最後までイメージや意図がぶれていないかなど品質面の確認をしつつ、進行をコントロールして完成まで進めていくとても重要なポジションとなります。

実際のヒアリングでは、制作目的・用途、ターゲット、尺(動画の長さ)、本数、納期や予算などの基本仕様をまずお聞きします。なんとなく作りたい、などと作ることが目的になっている場合、決して良いものはできません。目的や用途に立ち戻りましょう。
また、漫画のタッチや完成イメージは文章では伝わりにくいので、参考になる動画やイラストなどを探しておき制作業者とのイメージ共有の資料にするとよいでしょう。
目的用途を明確に

シナリオ作成

シナリオとは文字で描かれたストーリーのこと。「字コンテ」とも言います。
漫画家が漫画をかくための設計図にあたります。最初に物語の起承転結や登場人物の設定などを固めていきます。
その後、場面設定やセリフ、擬音や効果音をどうするかなど詳細を詰めていきます。
このシナリオが動画のクオリティを決める、と言っても過言ではありません。
シナリオ作成から依頼する場合でも推敲にしっかり時間をかけ、しかるべき関係者と共有し納得のいくストーリーを完成させましょう。

覚えておいて損はない!シナリオ考案の際の注意ポイント

尺とコマ数、セリフ量の関係
マンガ動画用のシナリオは尺とコマ数、セリフ量も考慮に入れなくてはなりません。
あくまで私の経験則ですが、30秒ですとおおよそ1コマ3秒としたら合計10コマという目安になります。
セリフ量が多い場合や、1コマをゆっくり見せたいという場合には、1コマ4秒として合計7コマという感覚です。
尺とコマ数の目安01
ここは私もまだまだ感覚をつかみづらい部分ではあります。
このあたりの調整は業者へ任せていく部分ですが、発注する側としてもおおよその目安を掴んでおいても良いかと思います。

セリフの文字量についても考慮が必要になります。
「人間が数秒で認識できる文字数は13文字から20文字以内」と言われています。
よってマンガ動画におけるセリフの文字量は、1コマ3秒としたら15~20文字が妥当なところかと思います。
尺とコマ数の目安02
もっと文字数が多い場合には、1コマの時間を長くしていくとよいかと思います。
このように尺(時間)、コマ数、セリフ量は相互に影響し合う関係となります。
この関係性はマンガ動画のシナリオが完成するまでの間に、しっかり調整しておかなくてはならないポイントですので、制作スタッフと相談しながら進めていくとよいでしょう。

漫画制作

シナリオが確定したら次は文章を設計図として漫画を描いていきます。
漫画制作は以下3つの工程で制作します。

①全てのコマのラフ画(絵コンテ)を作成する
漫画の下描きを描いていきます。ネームとも言います。
絵コンテ
②線を仕上げる
漫画を清書していきます。線が仕上がると俄然漫画が生き生きとして見えますね。
清書
③着色する
色がついたら漫画は完成です。
着色
漫画制作工程は進むほど修正コストが高くなる傾向になります。
構図・セリフの確認は、ラフ画の段階でもしっかりと行い見落としが無いことに努め、
仕上げに進めていくことがコストをなるべくかけないコツになります。

④音声収録(セリフ/ナレーション)
セリフやナレーションを録音します。
MAスタジオを借りて収録する場合もありますがコストと時間がかかるため、昨今は声優さんに任せて収録する「宅録」がスタンダードです。
※宅録/演奏や歌唱などを、専用のスタジオを使用せず、自宅に機材を揃えて録音すること。

動画制作

漫画と音声が揃ったら動画化していきます。漫画はコマを順番に繋ぎ合わせていくイメージで動画化し、そこに音声を合わせていきます。
この工程で音楽や効果音も入れていきます。

動画が完成したら

制作スタッフや発注者など関係者全員で最終チェックを行います。
ここでのチェックは不備がないかというポイントで見ていきます。
具体的には、セリフ文字やテロップ文字の誤字脱字がないか、漫画部分におかしなところがないか、
音声が途切れるところがないか、というポイントになります。
確認するところが多いので確認ポイントを決めて何度も視聴して校正しましょう。

マンガ動画と実写を組み合わせることもできる

マンガ動画は「動画」なので、撮影をして映像を作る映像制作の工程と実はとても似ています。撮影をするのか、漫画を描くのか、の違いくらいかと思います。
工程が似ているので親和性は高く、実写とマンガを組み合わせていくのもおもしろい手法かと思います。
実写映像に限らず、写真・イラストなどと組み合わせることもできるので、マンガ動画はアイデア次第で表現の幅が広げられるツールだと言えます。

マンガ動画FAQ

FAQメイン
最後にマンガ動画に関するよくいただく質問をまとめてみました。
項目にない疑問点などはお気軽にお問い合わせください。

Q:マンガの素材やデータがなくてもマンガ動画は作れるのですか?

A:はい、マンガの制作から行います。イラストやマンガをご提供いただいての制作も対応可能です。

Q:ストーリーやセリフも考えてくれますか?

A:はい、最初にヒアリングシートを記入いただきまして、マンガ動画の目的やご要望をまとめていただきます。その後に打ち合わせを行いご要望に合ったストーリーとセリフをご提案いたします。

Q:ナレーションやBGMは入れてくれるのでしょうか?

A:はい、入れたものが完成となります。声優がセリフを収録し、BGMや効果音を動画編集時に入れて完成となります。

Q:マンガのタッチは選べますか?

A:多彩なタッチからお選び可能でございます。タッチは作る目的やプロモーション方法に合わせて適切に選ぶことが効果のカギを握るポイントでございます。ご要望を伺い、コンセプトに沿ったタッチのご提案も可能でございます。

Q:マンガ動画を作るのは初めてす。進行のサポートもお願いできますか?

A:はい、お客様のご都合に合わせて最適な進行スケジュールを作成し、都度ご相談しながら丁寧に進めてまいります。お気軽にご相談ください。

Q:制作期間はどれくらいですか?

A:1分ほどのマンガ動画の場合、最短で2か月ほどとお考え下さいませ。ご使用する時期などご都合を伺い最短で納品できるスケジュールをご提案をさせていただきます。

Q:納品形式はどのような形ですか?

A:MP4データでのご納品を基本としておりますが、ご用途に応じてご希望のデータ形式で納品いたします。

Q:制作物の著作権はどのような扱いになりますか?

A:ご用途など事前にご相談くださいませ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
この情報が読んでいただいた方のお役にすこしでもなればうれしいです。
そして、誠実なマンガ動画がたくさん作られて世に広まっていただければ本望でございます。
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