
動画制作を依頼する際に、
「実際はなにすればいいの?」「準備しておくことってなにかある?」
とそんな疑問にお応えする記事です。
実はシンプル。ご提供できる素材を集めるだけ。
動画制作のフローという視点ですと以下の図になります。
これ、よくある動画制作のフロー図ですが、これですとお客様では何を準備したらよいのか見えませんよね。
実はこのフローの中でご準備いただくことは「素材のご提供」だけなのです。
素材とは?
ここでいう「素材」とは主には以下2つになります。
写真
内容に沿った写真素材を集めていきましょう。沿革シーンや業務の活動シーンなどは具体的なビジュアルが適しています。動画ももしあれば素材となるかと思います。
ポイント!
たくさんあって選ぶ時間がない!という場合にはデータをまとめてご提供いただいても構いません。最低限シーンごとにフォルダ分けされているとベストです。紙焼きのみの場合にはスキャニング対応もできます。
ストーリー・ナレーション考案のための資料
ストーリーやナレーション文章を考えるための資料もいただけると大変助かります。ここでいう資料とは「伝えたいこと」にまつわる資料のこと。例えば、会社案内動画であれば、会社案内冊子、販促資料、配布印刷物、サイトなどがあたるでしょう。必要だと思うものを集めてみましょう。
※ナレーションの文章はご支給いただくか考案させていただくかで進行の仕方が変わります。
ポイント!
シーンの尺によってナレーションの文章の長さの目安があります。例えば、1分なら270文字など。編集時に映像と併せて調整していくのであまり気にする必要はないのですが、やはり短く簡潔を目指すことで映像は切れのあるスピーディな方向に向かうことができるので盛り込みすぎず短く簡潔を目指したいところです。
絵コンテの完成
絵コンテに素材をなるべく反映させ、文章も入れていきます。
希望の尺に収まるかなどプロスタッフの知見と共に内容は詰めていくわけですが、ここでしっかり内容を詰めてくことはとても大事。絵コンテが動画のクオリティが決まると言っても過言ではありません。
絵コンテは動画編集を行うための設計図。
絵コンテが固まったら動画編集へと進むことができるのです。
映像収録がある場合
撮影スタッフが絵コンテのイメージで撮影します。よって、絵コンテにはアングルの方向がわかるイメージ画像を入れておき収録現場でカメラマンが構図を調整します。
準備としては、インタビュー収録の場合には質問事項を考えていただくことや人選・日程の調整、事前のインタビュイーとの質問事項のすり合わせ等を行う必要があります。
ポイント!
収録する場所のロケハンは必須。業者と共に撮影する場所の選定と事前下見は行いましょう。自社スペースでも使用許可が必要なことも意外と多いもの。また、収録場所での外光の入り具合や明るさ、騒音の程度、広さになどはプロの視点で問題が無いかなどのチェックしておくことは大事です。
いかがでしたでしょうか。
動画制作の制作フローの解説はよくありますが、依頼したらその後は具体的に何をすればよいのか、という記事が見当たらなかったので書いてみました。
動画制作依頼の一助となれば幸いでございます。