
用途が広がってきているマンガ動画
マンガ動画は広告だけではなく、社員研修やセミナー配信などに流してみたいという声が増えています。マンガ動画は伝える力が高いので、教育分野や企業内倫理の啓蒙など、広告分野外でももっと増えてくるでしょう。
YouTubeを見ているとマンガ動画も日々進化しており表現の幅も広くなっていますし、マンガ動画でコンテンツを発信しているチャンネルも増加しているように感じます。
どうやって作られているのか?
YouTubeや動画チャンネルでよく見るマンガ動画は実際どうやって作られているのでしょうか。作る順番などはどう進めていくものなのでしょうか?
「漫画を描いて動かす」
簡単に言うと確かにそうなんですが、実は制作工程はもっと細かく分かれているんです。
この記事ではマンガ動画の基本的な制作の進め方を2回にわたり解説していきます。読んで頂ければきっとマンガ動画制作を身近に感じていただけると思います。
マンガ動画とアニメの違い
最初に大前提の知識として、マンガ動画とアニメは違うよ、ということを踏まえておいていただければと思います。
ここはよく勘違いをされている方もいらっしゃるので少しだけ解説させてください。
マンガ動画とは
漫画の1コマ1コマを、順番にPPTのスライドショーのように繋げた動画です。
セリフ文字と吹き出しがあり、セリフを読み上げる声優の音声とBGM、効果音がつきます。
アニメとは
人物の絵であれば手や足・体が滑らかに動き、見ている視点も制限なく動かすことができます。動く仕組みは「コマ撮りによる錯覚を利用した映像技法・映像表現」(Wikipedia)。よってたくさんの絵が必要になります。そして、漫画にはある【セリフ文字や吹き出し】はなく、声優のセリフ音声と動く絵で物語が進行していきます。
マンガ動画でも絵を部分的に動かすこともできますが、アニメほどの自由度はないものと捉えておきましょう。
この2つはコスト面で大きく違うので、最初の注意ポイントとして解説させていただきました。(アニメの方が制作コストがかかります)
最初に作りたいものがどちらなのかを明確にして制作に臨みましょう。
マンガ動画は分業
漫画は漫画家がストーリーも考えて漫画にしていくことが多いのですが(皆さんもそのようなイメージかと思います)、マンガ動画では分業して制作していきます。工程別にどのようなスタッフが担っているのかを図にしてみました。
ディレクターは重要なポジション
このように分業して制作していくスタイルで大事になるのがディレクターの存在です。
スタッフィングから始まり、制作の最初から最後までイメージや意図がぶれていないかなど品質面の確認をしつつ、進行をコントロールして完成まで進めていくとても重要なポジションとなります。
企画ヒアリングにあたって
ヒアリングはディレクターを中心に行っていきます。制作目的・用途、ターゲット、尺(動画の長さ)、本数、納期や予算などの基本仕様をまずお聞きします。なんとなく作りたい、などと作ることが目的になっている場合、決して良いものはできません。目的や用途に立ち戻りましょう。また、漫画のタッチや完成イメージは文章では伝わりにくいので、参考になる動画やイラストなどを探しておきイメージ共有の資料にするとよいでしょう。
弊社『Nクリchannel』にも一部実績ございますのでご参照ください。
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