10私が担当している主な業務は、営業が受けた注文を製品にするために必要な手配と段取りを組むことです。紙やサイズ、色数やスケジュールなどが記載された指示書を基に完成形をイメージ。用紙など必要な資材の購入から印刷機・製本機などの予約、協力会社への業務依頼など、内容に応じて案件ごとに最適な組み合わせを考え、製品完成までの手配を進めていきます。もちろんスケジュールや内容の変更、優先しなければならない急ぎの案件が飛び込んできたりと予定どおりに進むことばかりではありませんが、営業と製造現場の両方の要望を叶えるために粘り強く交渉を続けています。製造現場のスタッフや協力会社の方には、かなり難しい要望を引き受けていただくこともありますが、そこで肝となるのが普段からの信頼関係です。みなさんいい方ばかりなので特に努力していることはありませんが、普段からあまり畏まることなくフランクにコミュニケーションを取ること、できるだけ早いレスポンスを返すことを常に心がけています。時にはストレスを感じることもありますが、さまざまな方と電話でやり取りすることが多く、私は話をすることで解消できていますし、話すことが好きな方には向いている仕事だと思います。現在は、通常の印刷のほかに、オンデマンド印刷の手配も担当しています。多い日には、新規と変更を併せて約50件の案件に対応していますが、優先順位をつけること、内容に沿ってカテゴリーに分けるなど、自分なりの工夫をしています。以前と比べて業務スピードが格段に上がりましたし、これまで絶対に無理だと思っていた納期や内容の案件をこなせるようになったことに、自分自身の成長と手応えを感じています。日経印刷の一番の特長は、社内の風通しが良いことです。業務に取り組むなかで改善した方が良いと思ったことがあればすぐに相談できる環境にあり、上司はいつも私の意見を真剣に聞き、他部署への要望をしっかり伝えてくれます。部署内はもちろんのこと、部署間のチームワークが取れていることも、日経印刷の大きな強みだと感じています。私が今、次のステージに上がるための目標としているのは、担当する業務領域を広げること。お客さまに納品する製品の品質管理も生産管理の重要な役割ですが、より複雑な構造や特殊な加工などに関する細かい専門知識がまだまだ不足していると感じています。それらの知識をいち早く補うために、まずは先輩方の話に耳を傾けること。日経印刷には豊富な知識と経験を持っている先輩方が多く、理解できるまでしっかりと教えてくださるので、とても心強く感じています。先輩方に恩返しできるように、少しでも成長していきたいと思っています。営業と製造の橋渡し役として両方の要望を叶える。
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