入社案内/日経印刷株式会社
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高校時代は野球漬けの日々を送っていたので、本格的に就職先を探し始めたのは高3の夏に部活動を引退してから。製本の仕事をしている父との対話を通してものづくりの楽しさに惹かれていましたし、野球で培った体力も生かせる仕事に就きたいと思っていたので、印刷会社を軸に就職活動を始めました。就職先を選ぶ中で、一番に頭に浮かんだのは日経印刷でした。高2の時、職場見学でグラフィックガーデンを訪れたことがあり、その時に感じた活気ある職場の雰囲気、お会いするすべての方が明るく挨拶してくれたことが強く印象に残っていたので、第一志望として考えていました。それでも学校の勧めもあって大手印刷会社にも見学に行きましたが、どこか殺伐とした雰囲気を感じたので、最終的に日経印刷への入社を決めました。製本部加工課の一員として、用紙を決められた仕様に合わせて切る「断裁」、用途に合わせた形状に折る「折り加工」、紙の表面にフィルムをコーティングする「ラミネート加工」の工程を担当しています。それぞれに専用の機械を扱うための知識と技術が必要ですが、日経印刷には誰でも同じ品質に仕上げるためのワークフローがしっかりとマニュアル化されています。また、経験豊富な先輩方がいつでも質問に応えてくれるので、安心して業務に取り組めています。私自身も入社10年目を迎え、2020年度から「マルチプレーヤー」に選抜していただきました。これは加工課で扱うすべての機械を操作できるオペレーターであることを認定するもので、仲間の業務をサポートする役割を担います。「あいつに聞けば何でもわかる」と信頼を得られるよう、これまで以上に知識と技術の習得に努めたいと思っています。年齢や社歴にかかわらず個々のスキルを評価してもらえることは、僕自身のモチベーション維持にもつながっていますし、日経印刷の特長の一つだと思います。製本の仕事は、営業、生産管理、制作、印刷と他部署の仲間が引き継いできたバトンを最後に受け取るアンカーの役割を担っています。最終的な製品にする工程なので、製本工程でミスがあるとみんなの苦労が台無しになり、再作業など迷惑をかけることになるので当然プレッシャーを感じることもありますが、その分完璧な製品に仕上がった時には大きな充実感を得られる仕事だと思います。印刷会社の工場と聞くと、汚れたものが煩雑に散らかっているイメージを持つ方もいると思います。私も同じような印象がありましたが、日経印刷の工場は、必要なものを必要な時に効率良く取り出せるように整理整頓され、ゴミやホコリなどのない清潔な状態が維持されています。生産効率の向上に向けて改善を重ねてきた作業環境の素晴らしさを、ぜひ一度見学してほしいと思います。09仲間から信頼を得るためにさらなる高みをめざす

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