入社案内/日経印刷株式会社
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私が担当するのは、印刷機で刷る前段階にあたる工程です。お客さまからお預かりした入稿データを印刷に適した状態に加工し、面付けという作業をおこないます。面付けしたデータは校正紙として出力し、お客さまへ提出。ご要望に沿った状態になるまで細かい調整を繰り返しおこない、印刷できる状態に仕上げていきます。1日に扱う入稿データは、数百件と膨大です。作業は製品の仕様が記載された作業指図書を参照しながらおこないますが、色数や製本・加工など印刷物によって仕様が異なるため、細心の注意が必要です。その中で私が常に心がけていることは、不良品を出した時のことを頭の片隅に置きながら業務に取り組むこと。ミスの多くは、気の緩みから起こります。普段できていたことだからこそ油断が生まれるのですが、その結果としてともに働く仲間への負担増加や、リーダーの評価を下げることにもつながりかねません。仲間のことを大切に想うのであれば、その分一つひとつの仕事に真摯に向き合うこと。「これはOK、これもOK」と疑いの気持ちを持って繰り返し確認することで、確実に仕事をやり遂げたいと思っています。入社12年目を迎え、後輩や他部署から異動してきた同僚に質問されることが増えてきました。私自身はまだ人に何かを教えたり、指示を出したりするほどの自信はなく、知識や経験も充分とはいえません。今後さらに課の中核を担う存在になるために、私は常に「確実なこと」だけを伝えるように心がけています。あやふやな回答で不安を与えることのないように、知識が曖昧なのであればきちんと調べてから伝えること。そのうえで単に聞かれたことだけに答えるのではなく、「その場合こういうリスクがある」「これをしないと、こういう結果になる」といった理由や重要性も付け加えて説明するように意識しています。より精度が高く、的確な回答をするためにも、自分自身がスキルアップすることが先決です。その延長として、「あいつに聞けば間違いない」「あいつがいれば安心だ」と思われる存在になりたいと思っています。製版部で働くうえでも、入社前に特別な知識は必要ありません。入社後すぐに半年間の研修があり、先輩社員がひと通りの作業をしっかりと教えてくれますし、わからないことがあればいつでも質問に答えてくれます。最新の設備やアプリケーションが整った環境ですので、本が好き、パソコンが好きという方であれば、充分楽しみながら働ける職場だと思います。また、ともに働く先輩は尊敬できる方ばかりですし、先輩後輩の区別なく、フレンドリーに話ができるなど、人間関係も良好。より高いレベルをめざす向上心を持って働けて、人としても成長できる。それが日経印刷の一番の魅力だと思います。07仲間に安心感を与える存在となるためにすべての面でレベルアップを図る

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