継 日経印刷CSRアクティブレポート Aug.2017 Vol.4
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バランスという言葉には、「天秤」、「釣り合い」、「均衡」といった意味のほかに、「調和」という意味がある。「ワークライフバランス」を語る際には、「バランス」を「均衡」ではなく「調和」と捉えなければならない。「均衡」というと、天秤がちょうど水平を保っている状態を想像する。仕事と私生活、50:50の状態だ。しかし「調和」と考えれば、ほどよく釣り合い、矛盾や衝突のない状態と考えることができる。人にはがんばって仕事をする時期もあれば、家庭を大事にしなければならないときもある。その時々の状況に応じ調和の取れた時間の使い方ができること。それがワークライフバランスの実現した状態といえるのではないか。岩堀は語る。「結婚前は、平日は仕事に没頭し、金曜日の夜からはいい意味で仕事を忘れ、休日は社会人サークルでテニスをするなど、自分の趣味を楽しみました。月曜日の仕事に影響が出ないように金曜日の最後には月曜日にやるべきことはまとめておき、週明けからはまた仕事に没頭する……という毎日でした。思い返せば好きなことを存分に楽しみ、非常に充実していたのだと思います。当時は自分のために仕事をするような感覚でしたが、結婚、子育てと環境が変化することで生活のために時間を使う感覚になりました。実家を離れ、新しい生活としてのスタートでしたので、多少の戸惑いもありながら今に至っています。続けていた趣味は前ほどとはいきませんが、ほどほどに楽しむことにシフトしています。結婚やマイホーム関係は若干落ち着きましたが、き方改革結婚して、子どもが生まれた弁当は自分で作り週末のテニスと山登りもほどほどにして環境の変化に抗わない岩堀の暮らし方、働き方第三営業部 第1課岩堀 豊の場合ワークライフバランス 日経印刷CSRアクティブレポート 6

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