継 日経印刷CSRアクティブレポート2015.Jun Vol.1
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トップメッセージ 印刷の歴史を辿れば、その発明は今からおよそ650年前に遡ります。ドイツ人・グーテンベルグの発明した活版印刷技術は、羅針盤・火薬とともに世界三大発明に数えられるほど、文明に爆発的な変革をもたらしました。肉声を文字として紙に表現し、一つの原版から同一の複製物を作成することは、思想を広く伝え後世に遺すという意味で大変意義あることでした。 “ 人の想いをカタチに| ” 私どもは創業以来、「印刷」という情報伝達手段の技術向上に取り組み、「ものづくり」を通して社会に貢献することを使命としてきました。紙とインキを使い、人の想いを文字や画像で表現することは、情報伝達による文化の継承ともいえます。文字の重みを大切にするからこそ、私どもは「印刷」にこだわり続けています。 当社には、社員一人ひとりが真摯に仕事と向き合い、自ら現状の課題解決に取り組む“改善”の精神が脈々と受け継がれています。 ものづくりにおける品質と生産性の向上を目的とした〝改善〟では、全部署全社員があらゆる業務・作業動作のムダを省き、作業の標準化を図りました。その結果、エネルギーのムダ削減にもつながりました。 「印刷」の未来を語るうえで重要なのは、我々の手でものづくりし、表現した情報は「資産」となり、その大切なお客さまの「資産」を「運用管理」させていただくことができるかです。今後は、資産化された情報の伝達手段として、オンデマンドによる小ロット印刷やIT技術との連携を視野に入れながら、みなさまの情報資産の価値向上に取り組んでいくつもりです。 私どもは、情報加工と印刷の技術を通して皆様との関わりを深めるなかで、「共感」を生み出すエンジニアリングカンパニーとして、その可能性に挑戦してまいります。 今後とも変わらぬご支援ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。 日経印刷CSRアクティブレポート 14

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