CSR REPORT 2022
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6自動現像機撤去前自動現像機撤去後スペースがあると物を置いてしまいがちですが、あえて空きを明確にすることで次の利用方法についてイメージが湧くようにしています。新たな利益を生むための生産設備を設置するか、より効率的な作業を行うための機器を導入するかなど構想を練っています。特 集自動現像機が消えた!オフセット印刷最前線視認性の上がった無処理版(この写真は、表紙写真のスミ版のプレートです) グループ会社での無処理版テストが開始されたと聞き、我々も本格的に検討に入らなければと考えていましたが、出力機の入れ替えを機に一気に計画が進み、気が付けば実運用を行なうことになりました。 一般的に言われている無処理版最大のデメリットである視認性の悪さ(現像後の感光部分と被感光部分の色変化が淡いため)版の取り違えの原因となるのではと、導入当初は不安視していましたが、刷版の端に印字する識別用の数字のポイントを上げるなど工夫をすることで取り違えなどの不良を防ぐ事ができました。 現在の新型版では視認性が大幅に向上し、これまでの懸念は払拭されています。 まだまだ全国的にも導入割合が少ない技術ですので、ノウハウを蓄積し安定した品質で版を供給することで弊社の営業ツールとしても貢献できればと思っております。※CO2 削減量は、G2、浮間工場での無処理版調達に伴う試算上の数値です無処理版導入により省資源に期待できるもの自動現像機が無くなると?(2020年の実績を基に算出)カーボン・オフセットによるCO2 削減量廃液量:23,380kg/年電力消費削減:約168,000kwh:約3,043※t/年メンテナンス時間削減:約312時間/年安全性: 特別管理産業廃棄物(pH14)の使用廃止専有スペース削減:約55%製版部 部長松岡 哲也廃液0はもちろん、作業環境への配慮、作業効率、しかもCO2削減も叶える、様々な「省資源」を実現従来の技術を守りつつ、次世代の技術も積極的に研究し、取り込みできることはチャレンジし続けます製版部

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