日経印刷 CSRレポート 2020
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状況下で非常に有効な営業ツールになったのではないかと思います。初めての商材開発での気付きなどありましたら教えてください。中島 印刷会社の営業はやはり受注生産という側面が強かったのですが、どんなものが売れるのかということを逆の視点から考えられたというのは、とても新鮮で良い経験になったと思います。次にチャンスを頂けたら、首尾よく展開します。紙谷 たためマスクが完成して印刷部の希望者にも配布したのですが、すごく人気があったので、一般消費者の目線で見ても魅力的な商材だったのだと思います。営業さんが普段どういう視点で営業しているかを間近で見られたことは勉強になりましたね。寺田 日本創発グループでいろいろなことができることは知っていたのですが、日経印刷でもこういったアイデア商品が作れるというのは面白いなと思いました。今後の晴朗塾の活動は?仲俣 10月末に次の会議があるので中島 私は、スマイルスタンドを担当し、「あったらいいもの」を追求しました。見積もり在りきのいつもの仕事とは勝手が違い、ニーズが先行し、予算度外視の商品になってしまいました。完成までの費用から見積もった売値は現実感のないものになってしまいました。仲俣 たためマスクは、各方面でご好評を頂き、9月末には商材として実売に漕ぎつけることができました。それ以上に大きかったのは、顧客管理のカルテにたためマスクに関する内容が500件ほど登録されたことです。客先へ足を運びにくい意見を聞きながらまとめていったのですが、社会貢献はもちろん、家族を守る、仲間を守るといった意義に強く背中を押されていましたね。なので世の中のニーズが変わらないうちに急ぎで作成を進めていくことになりました。商材を0から作ることは、前例がなく、初めてのことですが。どんな難しさがありましたか?仲俣 6月頃というのはちょうど世の中でマスクケースの必要性が認識され始めた時期だったと思いますが、世に出ている多くのケースはPP(ポリプロピレン)製のものでした。日本創発グループでもPP製の抗菌マスクケースを商材として取り上げていましたよね。そんな中でたためマスクは紙製で日経印刷の強みを活かしながら作成できるものだったので、営業ツールとして使えるという感覚は初期段階から持っていました。周囲の先輩方にも協力していただき、企画書、サンプル、LP(ランディングページ)の作成と、比較的順調に進めることができました。スマイルスタンド…リモートワークで笑顔に見える位置にスマートフォンを素早くセッティングできるアイテムです。サイドのポケットに付箋やメモなどの小物を収納、穴にはペンが差せます。たためマスク8代目晴朗塾 塾長第三営業部 第1課仲俣 岳樹すが、まずは、これまでの活動を振り返りたいと思います。その上で来年12月まで任期があるので、このメンバーだからできることを改めて話し合う予定です。今年に入り、これまでにはない速さで世の中の状況が変わっています。各部署で働いている皆さんもこれまで感じなかったような気付きが出てくると思うので、そういった意見を吸い上げながら、会社にとって良い影響が出るような取り組みを「前向きに」考えていきたいと思います。8代目晴朗塾 第四営業部 第3課中島 賢人8代目晴朗塾制作部 制作課寺田 奈緒美8代目晴朗塾印刷部 G2印刷2課紙谷 征道たためマスクの使い方7 CSR REPORT 2020

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