※1:座談会の2週間後、新人フォローアップ研修が行われ、半年ぶりに顔を合わせました。 コロナ禍で考えた 2コロナにマケズ、社会に、会社に役立つ商材を開発した「晴朗塾」の有志に話を聞いてみた 「晴朗塾」座談会中島 私の部署では1日出社したら翌日は自宅待機となり、出社日は週に2~3日。皆さんと同じように飲みにも行かなくなったのですが、部署に配属された新人の歓迎会もまだできていません。これまでと同じようなコミュニケーションが取りにくいなとは思いますね。余談ですが、今年の新人は、「密を避けた研修」のため小グループに分かれていて、しかも「新人研修の打ち上げ」も行われていませんので、新人同士もなかなか同期の関係を深められていないようです。(※1)コロナ禍でさまざまなイベント、営業活動が自粛される中、晴朗塾の活動はどのように行われたのですか?仲俣 今年は年5回の開催を予定していましたが、2月の第1回は開催できたのですが、4月の第2回は中止になりました。ただ、コロナ禍でも何かしていこうということweb会議でやりとりしました。最初はコミュニケーションに戸惑いましたが、最終的には仕事がこなせるようになりました。プライベートでは2月の後半から友人とは会っていないですね。家にいる時間が増え、コロナ前はお店に頼んでいたことも自分でやるようになりました。中島 営業の働き方は大きく変わりました。コロナ前はお客さまのところへ足を運ぶのが基本的なスタイルでしたが、4月、5月あたりからはお客さまのところへ行けず、行くにしてもお伺いを立てないといけないという状況になりました。仲俣 確かに「不要な来社はお控えください」「来社されるなら面白い提案を持って……」という世の中の風潮を感じていました。実際お客さまも社員の半数がリモートであったり、自宅で待機されたりと、不在のケースも多く、急を要するか、重要でなければ訪問を控えざるを得ない状況でした。新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令され、生活維持に不要な外出の自粛と感染予防への協力を要請されました。皆さんの働き方や日常生活ではどのような変化がありましたか?紙谷 印刷部は、印刷機を止めることができないので、働き方自体変わることはありませんでしたが、感染してしまうと事業所を閉鎖しなければいけないので、作業中のマスクはもちろん、感染予防は徹底しました。日常生活でも外出を控え、飲みに行くことも無くなりました。家で過ごす時間が多くなったので、ストレッチをするなど、体を動かすことを意識するようにはなりましたね。寺田 私は緊急事態宣言が出されてから2カ月ぐらいリモートワークをさせていただきました。同じ部署の他のメンバーは、自宅待機(特別休暇)や時差出勤で対応する人もいました。リモートワークでは、直接コミュニケーションができないため、各部署の中堅・リーダーが2年の任期で任命され活動する晴朗塾。オブザーバーを社長の廣瀬が務め、メンバーは、日経印刷について「自由に、前向きに」話し合う機関として、これまでに行動規範の作成や社員同士の横のコミュニケーションを推進するイベントの開催、業務や職場の環境改善活動などを行ってきました。今年8代目となる晴朗塾のメンバーは13名。年5回の開催予定でスタートした2020年でしたが、新型コロナウイルスの直撃を受け、今年の活動は断念か……、と思われた中、新商材を開発するなど、活動自粛下でできることを実行していました。8代目塾長の仲俣と3名の塾生にお集まりいただき、話を聞いてみました。もあり、6月の第3回はweb会議という形で5つの拠点を結んで開催しました。web会議ではどのような話し合いが行われたのですか?中島 社長の廣瀬さんにも相談しながらコロナ禍で何ができるのかということをメンバーで話し合い、三つの案が出てきました。一つ目は「会社の売上につながるような、世の中のニーズに合った商材を考えること」、二つ目は「地域貢献ができるような取り組みを考えること」、三つ目は「withコロナの働き方を考えながら、新しい行動規範を考えてみる」というものです。「たためマスク」や「スマイルスタンド」は、一つ目と二つ目の案のミックスということになりますね?仲俣 そうですね。たためマスクは6月の会議の段階で私の中で既に大まかな構想はできていて、塾内の特集CSR REPORT 2020 6
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