日経印刷 CSRレポート 2016
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労災の内訳と対策2015年は業務災害が7件発生し、2014年より3件の増となりました。通勤災害は0件でした。発生した業務災害の内容は、以下のとおりです。・両手にそれぞれ一枚パレットを持っての移動中に、持っていたパレットに足を引っ掛けて転倒。両手がふさがっていたため、顔を打撲し骨折した。・部下の仕事の確認のため、急いで高さ20センチほどのパレットを跨いだ際に左足がすべり、右足の内側から床に落ち骨折した。・紙折り機が詰まったため、これを取り除き運転再開ボタンを押して様子を見たとき、ローラーは回っていないと勘違いして触れたところ指を挟まれた。・作業中に誤って次の作業用の判に指があたり怪我をした。・自動現像機のエラーを調査中、詰まっていたものを取り除いたときに現像液が跳ねて目に入った。・機械のサイドカバーが開いているのに気づかず、カバーの角にわき腹を強打し、骨折した。・自動現像機のトラブル対応中、詰まった板を取り除くときに鋭利な角のある部品で右手人差し指を切った。エラーやトラブルの対応中が4件と最も多く、次に移動時の不注意によるものが2件、イレギュラーな状況下で発生したものが1件となっています。機械のメンテナンスやエラー処置のときは、機械を必ず止めること、軍手やゴーグルなど決められた装備品を身につけて手順通りに行うという基本的なことが重要です。そのため必要な装備などは目立つ位置に置くようにしています。また、職場の異動により新しい部署に配属されたときは、まず初めに安全教育を行い、職場全体で事故の防止に努めています。年度2011年2012年2013年2014年2015年件数4件7件5件4件7件健康管理と心身の安全配慮産業医の月例定期訪問時に産業医面談を実施しています。内容は過重労働問診票や健康診断事後措置票によるものから、本人からの面談希望、メンタルの相談までさまざまです。2015年には12名が産業医の面談を受けました。また、2013年からは産業医の指導のもと、安全運転講習時に睡眠時間や眠気の有無、てんかん、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病や服用している薬の状況などについてアンケートを行い、チェックを受けています。万一の事故への備えとして、会社の車両を運転する機会のある社員全員を対象に、今後も年に一度継続していく方針です。子育て支援制度2015年度の子育て支援制度の利用状況は次のとおりとなりました。・育児休業制度育児休業中の社員は2014年度より増え7名でした。そのうち3名は2015年4月に復職しています。残る4名も2015年度中に復職予定でしたが、保育園入園の都合などの事情により、育児休業期間を延長して2016年4月に復職しました。また新たに産前産後休業に入る社員が1名おり、産後休業終了後、引き続き育児休業となりました。・配偶者出産休暇配偶者が出産した社員が8名いました。その内2名が制度を利用しました。・子の看護休暇12名、延べ26日間の利用がありました。・育児短時間勤務2014年度から継続して2名の社員が短時間勤務制度を利用して勤務したほか、4月に育児休業から復職した3名を含め、制度利用者が5名となりました。19従業員とともに

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