日経印刷 CSRレポート 2016
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「子ども110番の家」として登録(浮間工場)北区にある浮間工場を、地域ぐるみで子どもを犯罪被害から守るための取組みとして行われている「子ども110番の家」として登録しました。 浮間工場のすぐ近くに小学校があり、毎朝たくさんの子どもたちが通学する光景を目にします。週末の近隣清掃を通じて子どもたちが気持ちよく挨拶をしてくれることもしばしあり、地域とのコミュニケーションを大事にして活動しています。 そんな環境の中、3年生の社会科見学として浮間工場を見学したいとの依頼を小学校から受けました。2014年を初回とし、2015年も社会科見学としてたくさんの子どもたちが浮間工場を見学に訪れました。見学の後には子どもたちから感想文が送られてきます。 子どもたちからのストレートな感想からは学ぶことも多く、本当にありがたいコメントばかりです。何よりも子どもたちからの「ありがとう」の言葉がとても力になり、そんな子どもたちを守る日経印刷でありたいと強く思うようになりました。そんな思いを課員全員が感じ取ってくれ、『地域と子供達』をキーワードに話し合いを行っていた月例のCSR活動ミーティングのなかで『こども110番』という意見が出てきました。 北区こども110番は、PTAが中心となり、近隣住民と警察署とで連携して、地域社会全体で子どもたちを守る活動です。凶悪犯に立ち向かうとか、何かをしなければならないというような難しいことはありません。何かに困った子どもたちがいつでも駆け込むことができる場所、子どもたちを受け入れる場所を作るということです。早速、警察署のホームページからマニュアルなどダウンロードして勉強会を実施し、必要となる記録用紙と対応手順書を準備して、誰でも応対できるよう準備を整えました。 そんなある日、帰宅途中に「日経印刷のおっちゃん!」と1人の男の子に話しかけられました。2014年に工場見学に来てくれた子でした。実家が印刷工場をしているようで、「大きくなったら、おじちゃん達みたいになって、家の印刷会社を大きい工場にしたい!」と夢を語る男の子の笑顔にグッと心を動かされました。そのときの「こういう子供たちをサポートしていきたい!」という思いを持って活動に取り組んでいます。 中には、トイレを貸してほしいという子どももいましたが、それも当然受け入れます!何かに困った子供たちがいたら、周りの大人が気づいて声を掛けてあげる。そういう行動を当たり前のこととして地域社会に貢献していきたいです。印刷部浮間印刷課 課長(2015年当時)岡崎 均 さん従業員レポート14地域・社会とともに

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