日経印刷 CSRレポート 2016
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日経印刷のカラーマネジメント技術Japan Color認証を基軸としたカラーマネジメントシステムで、お客様からの要望に応えています。印刷物の色は、印刷機を設置してある環境や印刷速度、インキの硬さやメーカーの違いなど、さまざまな要因により変化してしまいます。お客様の色再現の要求に応えるためには「印刷の基準」を作ることが大切です。そのため当社では、Japan Color認証*を基軸としたカラーマネジメントを行っています。モニター、各プルーフ、印刷機、さまざまな変動要素を考慮し、どの工程においても常に基準の色を確認することができます。高度な技術と知識を駆使してお客様のご要望にお応えし、廃棄物発生の要因となる修正や刷り直しを削減しています。FSC® COC認証とは日経印刷は、環境に配慮した日々の事業活動によって、企業としての社会的責任を果たすべく、2007年に環境方針を制定しました。このCOC認証の取得もこの方針に沿ったものです。これにより、環境に配慮した印刷製品のひとつとして、FSC認証製品をお客様へご提供することが可能となりました。FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)には、森林の管理を認証する「FM(Forest Management:森林管理)認証」と、認証された森林から産出された木材の適切な加工・流通を認証する「COC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証」があり、認証材以外のものが混入しないよう、各加工・流通工程で適切に管理された製品には、その証としてロゴマークがつけられます。品質向上部会品質の維持・向上を目的とし、2014年から品質向上部会を始めました。①3年間で不良件数を半数以下にする、②各工程で曖昧になっていたり困っていたりする品質に関する問題を解決していく、ということを設立当初からの目標として月1回活動しています。部会では情報の共有と社内ルールの立案・検討までを行い、そこでの決定事項は各メンバーが自部署へ周知活動を行います。営業・制作・現場の各部門の代表が集まっているため、部署内での解決が難しい問題も、全体の流れを考慮した解決策を出すことができます。また、2015年からは品質向上部会メンバーが監査人となり、品質に関する臨時内部監査も開始しました。実際に発生した不良事例についての再発防止策が確実に実施されているかなどを確認しています。Japan Color認定証10お客様とともに

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