日経印刷 CSRレポート 2015
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リサイクル品発掘グラフィックガーデンの事業所ルールでは可燃物として扱われているものに対して、「もっと細かく分類できないか」「リサイクルできるものがあるのではないのか」と考え、チームのメンバー自らがリサイクル業者に直接聞き取りを行い、製本部独自の分別ルールを決め、実験的に自分たちで実行しています。この実験から具体的な成果が見えてくれば、自部署だけの活動ではなく、他の部署や事業所全体(グラフィックガーデン)、さらには会社全体への展開も視野に入れて取り組んでいます。製本部正しく、安全に、確実に機器を廃棄する以前は廃棄業者にお金を払ってPCなどの機器を廃棄していました。全社的なPCの入れ替えなどにより廃棄が必要になったときなどは、1回の廃棄で数十万円の費用が発生したときもありました。この廃棄にかかる費用を何とかしたいということで、なるべく費用の掛からない廃棄方法を模索し始めたところ、リユースのためにPCを買い取る業者を見つけました。これにより、ほぼ費用が掛からなくなり、当初目的は達成しました。しかし、ISO14001(環境)やISO27001(セキュリティ)などの会社が取得している各種認証への対応が必要となり、機器の廃棄フロー・ルールの抜本的な見直しを行いました。現在では、新しい廃棄フローと廃棄ルールに沿って確実かつ安全に機器の廃棄が行われています。情報システム部無駄取りのためならメーカーにも協力を仰ぐ製品の包装作業では液体の糊が欠かせません。専用の機械に入れて使用するこの液体糊は、1日の作業が終わると固まるのを防ぐために機械のタンクから専用の容器に戻す必要があります。このとき、どうしても機械のタンクには微量の液体糊が残ってしまため、固まった液体糊を翌日廃棄することがあたりまえのように行われていました。「何とかこの無駄な糊の廃棄をなくしたい」という思いを機器メーカーにも伝え、試行錯誤を繰り返しながら機械のカスタマイズが実現しました。今では、固まった液体糊を捨てることは無くなりました。製本部7

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