日経印刷 CSRレポート 2015
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次の50年に向けて2014年10月に創業50周年を迎え日経印刷株式会社は、次の50年に向けて新たな船出を切りました。変化の著しい時代において、時流を捉えたダイナミックな経営手腕によって新たな可能性に挑戦し続けてきた林社長(現会長)のもと、その情熱に応えようと知識と技術の錬磨を続けた従業員の努力が、これまでの歩みを支えてきたものと実感しております。また経営面では、コンプライアンスを順守し、パートナー企業様、地域住民の方々と手を携え、企業の社会的責任を果たすべく真摯に実行してきた結果として今日があり、ご理解、ご協力いただいたステークホルダーの皆様に、厚く御礼申し上げる次第です。情報資産の価値を高めるために我々は創業以来、「印刷」という情報伝達手段の技術向上に取り組み、「ものづくり」を通して社会に貢献することを使命としてきました。紙とインキを使い、文字や写真、絵で表現することで人の想いをカタチにし、それを受け取った方が何かを感じて次のアクションを起こす。その想いのリレーが双方向のコミュニケーションにつながり、お客様が発信する情報の価値を高めていきます。我々は「情報の価値向上」の観点に立って皆様との関わりを深めるなかで、多様なニーズに柔軟に取り組むとともに、印刷技術を通して共感をエンジニアリングすることの可能性に挑戦してまいります。紙と電子デバイスを結合インターネットの普及やデジタルインフラの進歩は、情報メディアの在り方に大きな変化をもたらしました。一部で紙メディアの存続を危惧する声も聞かれますが、我々の主軸はあくまでも「紙」です。電子デバイスは速報性、検索性に優れていますが、紙(の本)は再生機器やバッテリーが不要なうえに、拡張子などの制限があり“想い”を継げる。情報加工と印刷技術を通して、その可能性に挑戦していきます。トップメッセージ4

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