日経印刷 CSRレポート 2015
18/24

環境配慮(省エネルギー・ゼロエミッション・他)生活を維持する上で、エネルギーや身の回りのさまざまな製品を作るための原材料は、なくてはならないものです。しかし、現状ままでは、地球上で必要とされる資源は2050年までに現在の3倍になると予想されています。当社では「環境にやさしい工場」を合言葉に環境負荷の低減に取り組んでいます。使用エネルギーの削減2%以上を目標に改善を続けています。会社全体での生産量が毎年増大し、絶対的なエネルギー使用量が増えているなか、日経印刷ではエネルギー原単位*の改善を目標にしています。省エネ法では、毎年原単位1%の改善が努力義務となっていますが、当社では倍の2%を改善目標としています。その実現のため、省エネ対策をまとめた「節電ガイド」を社内で共有して日頃より意識的に取り組んでいます。また、毎年夏季の最大電力使用量が発生する時期の前には、あらためて省エネ対策を周知徹底しています。震災があった2011年は全従業員の努力で14%の改善を達成しました。その後2012年、2013年と2%台の改善が続き、省エネの意識が定着してきました。2014年は1.8%にとどまりましたが、2015年も改善目標を2.0%に設定し、活動を行っていきます。ゼロエミッションの実現に向けた地道な分別印刷物を作成することは、環境に少なからず影響を及ぼしています。日経印刷では、環境影響を緩和するために3R(リサイクル・リユース・リデュース)での分別を徹底しておこない、ゴミとして捨てるものがない、ゼロエミッションを目指しています。その結果リサイクル物などの分別は、最も多い工場では35種類となりました。だいぶ細分化が進んできましたが、それでもまだ年1件程度は新たなリサイクル物が増えています。●リサイクル/廃棄物分類分類1分類2具体例産業廃棄物廃プラ弁当容器、ガラス、ビニール袋、乾電池廃油洗浄廃油特別管理産業廃棄物廃強アルカリ現像廃液引火性廃油洗浄油(引火点70℃未満)事業系一般廃棄物可燃ゴミ生ゴミ、ちり紙、割り箸、ガムテープリサイクルマテリアルリサイクル印刷ヤレ紙雑誌、新聞、クラフト紙、ダンボール紙(未使用印刷用紙)プラ類(ラップ、フィルム、PPバンド)鉄くず(インキ缶、一斗缶、その他缶類自販機飲料容器(カン、ビン、ペットボトル)アルミ(PS版)パレット、木くずサーマルリサイクル使用済みインキRPF(固形燃料)化ブランケット、紙製インキ缶、洗浄布リユース容器再利用溶剤用プラ缶、使用済みトナー容器●エネルギー原単位集計(全工場)(本社以外の事業所で集計)(kl)(百万)2011年2012年2013年2014年05001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,00005001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,000原油換算計生産額原単位(百万円)0.530.520.500.49原単位改善目標2%に対しての実績14.3%2.2%2.3%1.8%18環境配慮

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です