日経印刷 CSRレポート 2015
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パートナー会社とともに日経印刷は、パートナー会社の皆様とコミュニケーションを図り、良好な関係を構築していくことで、品質、納期、環境保全の維持向上にともに取り組んでいます。これからもパートナー会社とともに発展していけるよう、さまざまな取り組みを進めていきます。現場での確認を大切にお客様からの品質要求が高まる中、お客様の求める品質を満たすために、それぞれのパートナー会社の特性を把握し、その特性にあった案件を発注するようにしています。パートナー会社の特性を把握する方法として、作業現場への訪問活動を重点的に行い、現場では、設備・従業員・作業環境・作業の流れ・品質管理体制をはじめ、機械設備のメンテナンス実施状況や製品の出荷前の検査方法などを確認しています。各パートナー会社を同じ視点で確認していくことで、それぞれの会社の品質に対する意識や、特性が見えてきます。その上で当社から品質管理の上でのお願いや、他のパートナー会社で行っていることを伝え、より良い作業環境が構築できるようにしています。日々の仕事のやり取りの中では、印刷会社には実際に印刷したサンプルを、製本会社には製品見本の提出をお願いし、それを生産管理部で検査して品質を確認しています。万が一、不良が発生した際には、パートナー会社と共に再発防止策を考えるようにしています。その際に最も心掛けていこととして、必ず実施できるものにする、ということがあります。再発防止策を立てた後は、その対策が実施されているかを確認するために作業現場を訪問し、代表者や作業者のかたに聞き取り調査を行い、確認を行しています。また作業現場への訪問を増やすことで、そのパートナー会社の特性も多くつかむことができます。また、品質に関する情報の周知や水平展開を目的として、「不良事例ニュース」を発行し、パートナー会社に配信しています。実際に発生した事例を元に、発生した原因や不良についての対策などを写真付きで紹介し、パートナー会社との情報共有に役立たせています。パートナー会社において、プリントアウトした「不良事例ニュース」を掲示していただき、従業員の方々への注意喚起にも利用していただいています。環境や情報管理も共に環境や情報管理が必要な特殊な案件もパートナー会社に依頼しています。それらの特殊な案件を委託する際は、事前に調査票による聞き取りや、現地での調査を行った上で委託しています。特に、グリーン調達案件を依頼しているパートナー会社には、毎年1回訪問し、インキ、溶剤、針金、製本糊等などに有害物質が含まれていないかを確認させていただき、有害物質を使用していないという証明書の提出も依頼しています。また、情報管理にかかわる案件に関しては、機密保持契約書を締結した上で、刷本や製品の管理方法についての説明を行い、適正な管理の遵守を要請しています。以上のように、当社では多くのパートナー会社とコミュニケーションを図り、関係を構築していくことで、品質の向上、環境保全の維持向上に取り組んでいます。これからもパートナー会社とともに発展していけるよう、さまざまなことに取り組んでいきます。パートナー会社への訪問活動不良事例ニュース15パートナー会社とともに

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