日経印刷 CSRレポート 2014
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創業50周年を迎えて日経印刷株式会社はおかげさまで2014年10月に50周年を迎えました。会社を率いてきた林社長(現会長)の情熱と時流を捉え変化に対応する判断、そしてそれを叶えるべくがむしゃらに動いてきた従業員たちの知恵と努力によって為し得たことであると感じています。振り返ると、日経印刷を取り巻くさまざまなステークホルダーの皆様と共に切磋琢磨し、経営面ではコンプライアンスを順守し、着実に実行してきたことが企業の存在意義を浸透させ、50年に繋がったのだと実感しています。そして会社の規模が拡大するにつれ、その社会的役割も大きくなっていると感じています。「紙」にこだわる想いとNext50インターネットの普及やデジタルインフラの利便性向上により、情報メディアの在り方が大きく変化しました。「これからは紙が無くなる時代」とまで提言した人もいます。しかし、我々日経印刷は「紙」にこだわり印刷業を続けてきました。私は想いを表現する一番優しいカタチが「紙」であると思っています。この想いはいつまでも大切にしなければなりません。紙にインキをのせること――、それは人の想いを文字や写真や絵で表現することです。この“想いを表現すること”“想いをカタチにすること”を我々はプロフェッショナルとしてこだわっていきます。またそうやって作り出されたものは、情報資産となり、人の想いをまた人に伝え、そして想いが叶うために活かされなければなりません。我々は自分たちが携わった、そしてこれから生まれる情報資産のライフサイクルまで考えて、想いをカタチにするものづくりを提案してまいります。それが私の考えるNext50です。「和で稼ぐ、和が稼ぐ」人材の集合体日経印刷は昨年から新たな人事制度の運用を開始しました。良い製品と良いサービスを世に送り出していくことを継続するには、従業員一人ひとりが満たされていることが大切であると考えます。そのためにも「教育」「評価」「報酬」の3つを人事制度の柱にして作りこんでいます。教育体系を整備し、従業員が各自のキャリアビジョンとライフプランに合わせてステップアップしていける仕組みを構築しようとしています。一人ひとりが成長し、さらにその連携により、大きな相乗効果が生まれることになります。その想いを我々は「和で稼ぐ、和が稼ぐ。そんな集合体でありたい。」というスローガンに掲げ、情報加工産業の次世代育成ビジョンとしています。そして大切な人材である従業員が「豊かな人生」を送るために、ワークライフバランスについても検討部会を立上げ、現状把握と問題点の抽出を始めました。今後は改善策を労使ともに前向きに話し合い、新しいスタイルを築き上げようとしています。ムダ無く余裕のあるスタイルで、自分たちの置かれている状況を見ることが出来ると、より社会にも貢献できる人材になれると思っています。50年間変わることのない、「紙」にこだわる強い想いトップメッセージ4

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