PDF作成ガイド InDesign CC編

以下の手順・設定に沿って、InDesign CC(バージョン9以降)データから印刷用途に適したPDF(PDF/X-4)を作成することができます。
なおPDF入稿の利点について詳しくは「PDFの特長」をご覧ください。

※画面はMacintosh版ですが、Windows版でも内容は同様です。

作成方法

[ファイル]メニューから[PDF書き出しプリセット]→「PDF/X-4:2008(日本)」を選び、任意の名前と保存場所を指定してください。

各項目の設定

各項目を以下のように設定してください。なお特に重要な項目については枠で示しています。

一般:

書き出すページを必要に応じて設定してください。また「見開き印刷」は選択しないでください。
なお、プリセット選択時に「PDF/X-4:2008(日本)」を選択しても、下には「PDF/X-4:2010」と表示されますが、これはInDesign CC(バージョン9)の仕様です。

圧縮:

当社推奨の設定となります。

※不必要に画像の解像度が高いものは下げる設定としていますが、品質への影響が無いよう十分な余裕をもたせています。

トンボと裁ち落とし:

「裁ち落とし」はすべて3mmとし、「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」のチェックは外してください。

色分解:

「カラー変換:」は「カラー変換なし」とし、「出力インテントのプロファイル:」は「Japan Color 2001 Coated」としてください。

詳細:

「使用している文字の割合が次より少ない場合、サブセットフォントにする:」は「100%」にしてください。

セキュリティ:

セキュリティ項目は一切設定しないでください。

概要:

ここまでの設定の一覧を表示しているだけなので、設定する項目はありません。

すべてを設定し終えたら、「書き出し」をクリックすることで、最初に指定した場所にPDFファイルが作成されます。

またこれらの設定項目は、左下の「プリセットを保存…」をクリックして適当な名称で保存しておけば、次回以降は逐一設定しなくても呼び出せるようになるので便利です。


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